スイス紙ノイエ・チュルヒャー・ツァイトゥングは25日、「チョコレートメーカーが中国で事業を拡大しにくい原因とは」と題する記事を掲載した。写真はチョコレート。

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スイス紙ノイエ・チュルヒャー・ツァイトゥングは25日、「チョコレートメーカーが中国で事業を拡大しにくい原因とは」と題する記事を掲載した。世界中の人たちがスイス人のようにチョコレートが大好きだったらいいのにとチョコレートメーカーはいつも思っていることだろう。スイス人の一人当たりの年間チョコレート消費量は9キログラムであるのに対し、中国人は200グラムしか食べないという。それにもかかわらず、チョコレートメーカーにとって、中国の巨大な市場は依然として非常に魅力的なものなのだ。環球時報が26日付で伝えた。

中国人がチョコレートをあまり好まない理由はたくさん挙げられる。例えば、中国人の消費習慣はすでに変わり、ヘルシーで栄養バランスの良い食品の人気が高まっている。流行のおやつも甘い食品からヨーグルトに変わりつつある。今年、中国でヨーグルトの販売量が大幅に増加すると専門家は予測している。

また、中国の伝統的な飲食習慣とも関わっているとみられている。中華料理は苦味、塩味、酸味、甘み、辛さの間でバランスが取られ、主菜の後に提供されるのは菓子より果物の方が一般的である。さらに、中国医学は甘いものを食べ過ぎないよう呼び掛けている。

文化面は似ているが、中国と日本はチョコレートに対する態度が全く異なっている。日本人の一人当たりの消費量は中国人のそれをはるかに超えているそうだ。これは戦後日本が米国に占領され、チョコレートに触れた時期が早いことと関係があるだろう。

事業の拡大が難しいものの、チョコレートメーカーは巨大な潜在力を持つ中国市場を楽観視している。約14億人を有する中国では、毎年の一人当たりの消費量がわずか100グラム増えれば、全体で大幅な消費増加となるためだ。そのため、チョコレートメーカーは中国にふさわしい戦略を立て、中国人が自社の製品を好むようになるよう革新するべきである。言うまでもなく、甘すぎないという基本的なルールに注意する必要がある。

中国の大都市では富裕層がコーヒーを好むようになり、喫茶店はコーヒーのようなホットドリンクのほかに、チョコレート風味のケーキとアイスクリームも提供している。ただ、チョコレートメーカーは中国で利益を上げるために、まだ長い道を歩まなければならない。(提供/環球網・編集/インナ)