中国では、日系車について「ボディに使用されている鉄板が薄く、安全性に懸念がある」と言われることがある。もちろんこれはデマなのだが、今でも相当数の中国人が信じてしまっているのが現状だ。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国では、日系車について「ボディに使用されている鉄板が薄く、安全性に懸念がある」と言われることがある。もちろんこれはデマなのだが、今でも相当数の中国人が信じてしまっているのが現状だ。

 中国メディアの今日頭条は22日、「多くの中国人は日系車について頑丈ではないと言う」と伝える一方、こうした主張を口にする中国人は「本当に日系車について理解していると言えるのか」と疑問を投げかける記事を掲載し、日系車の優れている点と劣っている点について考察している。

 まず記事は、日系車の優れている点として、燃費、生産管理、技術、設計を挙げ、世界の自動車産業をリードできているのはこうした要素があるからだと主張。また、日本の自動車メーカーは細部にまで徹底してこだわって車を作っているとし、特に内装は人間工学やアジア人の体格に基づいて作られているゆえに、非常に心地が良いのだと称賛した。

 また、環境への配慮が重要視されるなか、日系車にとっての最大の強みは「優れた燃費性能」だと指摘し、燃費性能は日本に対して反感を抱く中国人ですら認めざるを得ないものだと指摘。さらに、故障が少ないゆえに、自動車を維持するコストが相対的に安く済むと紹介した。

 一方で記事は、日系車の劣っている点として「軽い事故でもボディーが壊れてしまうこと」だとし、米国車は見た目からして重厚感があるが、日系車は米国車に比べると低速で衝突した場合でもボディーに大きなダメージを受けてしまう傾向にあると主張した。

 中国では歴史や政治的理由など、様々な理由をつけて日系車を排斥しようとする動きが見られる。だが、街では日系車が数多く走っている。排斥の動きに惑わされず、多くの消費者が合理的な判断のもとで日系車を選んでいることは、中国人消費者の成熟を示すものと言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)