自営業者やフリーランスでもMAPSはつくれる

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これまでは、会社など、組織のなかでMAPSを活用する方法について触れてきましたが、自営業者やフリーランスなど、基本的に1人で仕事をしている人はどうすればいいでしょうか。もちろん、成功体験の素材は組織内以外にも、世の中にはたくさん点在しています。そんな素材の活用法を考えましょう。

偉人伝やビジネス書からも、MAPSはつくれる

身の回りに成功体験社がいなくても、誰でも尊敬する経営者や、生き方に感銘を受けた歴史上の人物、スポーツ界のアスリートや作家やクリエーターがいるはずです。そうした人々が残した著書や偉人伝からMAPSを作ることも可能です。

イチロー選手から学んでみる

一例を挙げましょう。
アメリカのメジャーリーグで、シーズン最多安打を記録したイチロー選手は、
「壁というのは、超えられる可能性がある人にしかやってこない。だから、壁があるときはチャンスだと思っている」と語ったことがあります。
何をやってもうまくいかない気がする。最近、上司に叱られてばかり。あなたがそんな状況の時、この言葉に勇気づけられたとします。
「壁を越えよう!」と考えたその壁とは自分にとって何か。それを具体的に詰めていくのです。よく考えてみたら、海外の支社から届くメールの内容を、きちんと把握できないことが多く、上司に怒られる回数が増えたことがわかった。このことから、「英語のメールの内容をきちんと把握する」という「やるべきこと」=Mが見えてくるというわけです。

先人の言葉からヒントを得る

いわゆる先人たちの名言には「自分がどうなりたいか」のヒントが多く散りばめられているようです。
「セールスとはリーダーシップである」(ブライアン・トレーシー)
この言葉から、営業は顧客を導いていく存在でないといけない、影響力を高めないといけない、という解釈が浮かび上がります。
「人間は、理屈では買わない。感情で買う。そして、その後に、理屈で正当化する」(神田昌典)
相手を説得ばかりしていては売れない。実際に大事なのは「買いたい」と相手に思わせるかどうかが最初にあるべきということです。

ビジネス書からMAPSを設定するコツ

マーケティングやセールスなど、自分が強化したい分野に応じたジャンルの本を選ぶのは当然のことですが、特に目的もなく本を読むにしても5W1Hを意識するよう心がけるといいでしょう。すなわち、「この本の内容で、いつ(WHEN)、どこで(WHERE)、誰が(WHO)、なにを(WHAT)、なぜ(WHY)、どのように(HOW)はなんだろう」と考えることで、MAPSのヒントが得られやすくなるのです。

参考書籍:竹内真也著「評価される人のすごい習慣」(白夜書房刊)

評価される人のすごい習慣 posted with ヨメレバ 竹内 慎也 白夜書房 2017-11-30