25日、29人が犠牲になった韓国中部・堤川市のスポーツセンター火災からわずか4日、今度はソウル近郊、京畿道水原市のビル建設現場で火災が発生した。資料写真。

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2017年12月25日、29人が犠牲になった韓国中部・堤川(チェチョン)市のスポーツセンター火災からわずか4日、今度はソウル近郊、京畿道(キョンギド)水原(スウォン)市のビル建設現場で火災が発生した。先の堤川での火災は消防・救出活動の不手際や施設の問題から「人災」と指摘が出ていたが、今回の火災についても韓国・ニューシスが「人災とみられる」と報じている。

25日午後2時46分ごろ、水原市内、広橋(クァンギョ)新都市内の「SKビューレイクタワー」マンション工事現場で火災が発生した。火は2時間30分ほどで消し止められたが、この火事で作業員(29)1人が全身にやけどを負い死亡したほか、作業員や消火に当たっていた消防士2人を含む14人が煙を吸ったりやけどを負ったりして病院に運ばれ治療を受けた。

火災は、工事現場の地下2階で作業していた作業員らが酸素溶断機で鉄骨を解体していたところ、火花が周辺の断熱材など可燃物に燃え移って発生したものとみられている。作業員の一人は「地下で7〜8回ほど爆発音がした。作業現場周辺にラッカーやオイル類があったと思うが、そこに火が燃え移って発生したようだ」と話している。また別の作業員も「地下5階までは駐車場で、至る所に木材などの資材が積まれていたことから煙がたくさん出た。地下の作業員の多くは鉄筋工だった」と説明した。

当時、作業現場では火の粉飛散防止や防火シートなどを設置せずに作業していたも分かっている。

消防は、ヘリ3機を含む消防設備59台と隊員130人を動員し消火に当たった。今後、警察と共に正確な火災の原因や被害について調べる予定だ。

「人災」とみられる相次ぐ火災に、ネットユーザーからは「安全管理制度を見直すべき」「建設現場では毎度のこと。10年前から何も変わっていない」「安全意識のない国民性が問題。セウォル号も堤川火災もそう。皆が『まさか自分には起こらないだろう』と思っている」など「安全不感症」の問題を指摘する声が多数寄せられている。

また26日、この火災について報じた中央日報も、「堤川市の惨事以降、全国で火災が相次いでいる」とし、「そのほとんどが安全不感症が原因とみられている」と伝えた。(翻訳・編集/松村)