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いま、お金について知るべき情報は何か。「プレジデント」(2018.1.15号)の特集「2018年お金のいい話」は、株主優待、補助金、ローン、税金、給料など、お金に関するおトクな情報を網羅しました。担当編集者がポイントを紹介します。

レーシック手術、禁煙治療、シロアリの駆除……。3つの共通点は何でしょう? 正解はこれらの費用はみな、確定申告の控除対象になるということです。

一体、どんなものが確定申告で計上できる経費になるのか。そんな疑問に応えるべく、「プレジデント」(2018.1.15号)の特集「2018年お金のいい話」で担当した「大満足の確定申告ガイド」では、村田栄樹税理士の協力のもと、サラリーマンと自営業者で控除できる費用を目一杯盛り込んだ2枚の申告書を作成。具体的な記入例を誌面掲載しながら、それぞれの詳細を解説しています。

サラリーマンの場合、副業などしていなければ会社の年末調整で事足りると思っていましたが、そう単純ではない。私自身、過去に確定申告していればよかったなと気づかされることもあり、記事を手がける傍ら悔しくなる瞬間も。でも、知らないよりは知っていたほうがいい。それに、取りこぼしがわかっても、5年以内であれば修正申告で取り返すこともできます。とくに年末調整の控除対象にならない「医療費控除」と「雑損控除」では意外な費用が控除対象になります。その一部を紹介しましょう。

まず、医療費控除は医療費を年間10万円超支払った場合に申告できます。一般的な医療費に加えて、冒頭に挙げたレーシック手術費や禁煙治療、子どもの歯列矯正費や薬局で買った医薬品までが対象に含まれます。

では、なぜ歯列矯正費は子どもだけが対象なのか。それは、「子どもの歯列矯正は咀嚼がうまくできずに成育を阻害するから」だそうです。一方、大人の歯列矯正は見た目をよくするという審美目的になるので対象外。つまり、医療費控除になるかどうかの分岐点は「治療」目的であるかどうか。同じ理屈で、マッサージや湿布にしても疲れたからという理由で施したものは控除対象になりませんが、それによって体調が回復したのであれば対象にすることができます。

もうひとつ、雑損控除は、盗難、災害、害虫被害に遭った人などが対象になります。そのため、シロアリやスズメバチの駆除費用をはじめ、集中豪雨による床下浸水、豪雪地域の雪下ろし費用などが対象になります。一方、振り込め詐欺や財布の紛失などは対象外。予防できるタイプの被害は対象外で、そうでなければ対象になると覚えておきましょう。では、ハクビシンの駆除や熊が出る地域での熊除けなどは控除対象になるのか? その答えは本誌を読めば分かります。

ほかにも、「プレジデント」(2018年1月15日号)の特集「2018年お金のいい話」では、知ればトクする情報が盛り沢山。ぜひご一読ください。

(プレジデント編集部 小倉 宏弥 写真=iStock.com)