アイドル界のミクストメディア・バンドじゃないもん!(通称=バンもん!)が25日に、東京・日本青年館ホールで初のホールワンマンツアー『バンドじゃないもん!パーフェクトピースコンサート2017〜日本青年館にSEY YES!を〜』のファイナル公演をおこなった。13日にリリースされたメジャー1stミニアルバム『Mini Ban!』をリリースし、17日の大阪と25日の東京の2カ所をおこなうというもの。サポートバンドを招き、さらに迫力の増したサウンドで「METAMORISER」やソロ曲メドレー、ダブルアンコールで「青春カラダダダッシュ!」を披露。すでに発表されている5月のNHK大阪ホールワンマンに続いて、2月には札幌を皮切りにライブハウスツアー、4月に中野サンプラザでのワンマンも追加発表され、会場は歓喜の声で満たされた。【取材=村上順一】

『Mini Ban!』からソロ曲メドレー

撮影=笹森健一

 グループ初のホールツアー、椅子席のあるライブハウスとは勝手の違ったシチュエーションに新たな興奮を感じさせる。今回はサポートに生バンドを招集。鈴姫みさこと楠瀬タクヤ(Dr)によるツインドラムも見所。そこにサックスとトランペットのブラス隊も加わり、ゴージャスな編成で臨む。

 開演時刻になると一気に暗転、紗幕にアニメーションが映し出され、オーディエンスも出だしからフルパワーの掛け声で、メンバーの登場を待つ。恋汐りんご、七星ぐみ、望月みゆ、甘夏ゆず、大桃子サンライズ、鈴姫みさこの順に登場。「君の笑顔で世界がやばい」でライブはスタート。序盤から天井知らずの盛り上がりで、スタートダッシュはバッチリ。大桃子が「本気でかかってこいよ!」と煽り「君はヒーロー」とアッパーチューンで捲し立てていく。

 「今日は椅子があるので、サークルモッシュではなくて、その場で自転してください」とホールでの盛り上がり方をレクチャー。ここで、大阪公演の時にはまだ付いていなかったという、今回サポートしてくれるバンドの名前を考えたと話し、ツアータイトルの『パーフェクトピースコンサート』にちなんで“ピースピースバンド”の略で“ピスピスバンド”と命名したと明かした。

 「私たちの気持ちを受け止めてください」と、この時期にぴったりのナンバー「ショコラ・ラブ」へと紡いだ。バンもん!からの愛を受け止め、みゆの合図でウェーブが巻き起こった「すきっぱらだいす■」や、“リラックス体操”で楽しんだ「しゅっとこどっこい」と、参加型の楽曲で盛り上がる。

 りんごは「みんながもっとずっと一緒にいたいなと思えるように、楽しいライブを作りたい」と盛り上がり必至の「METAMORISER」、サックスの石井裕太がクラリネットにチェンジし、まさにドリーミーな世界観を作り上げた「ドリームタウン」、そして、メジャー1stミニアルバム『Mini Ban!』のボーナストラックから「歌うMUSIC」と幅広い曲調でカラフルに彩った。

 一旦ステージを後にする6人。紗幕が降りそこに『Mini Ban!』に収録されたソロ曲のイメージビデオが投影。キュートなメンバーの映像に釘付け。そして、本人登場で生でソロ曲をメドレー形式で披露。りんごのソロ曲「クッキンアイドルりん■りん■汐りんのテーマ」ではMMM(もっと みんな めろめろになっちゃえー)同盟からやってきたキャラクター「しゅがりん」が天から降りてくる演出も。各々の個性を存分に堪能できたセクションだった。

 サポートバンドのメンバー紹介を挟み、後半戦は「Q.人生それでいいのかい?」で新たにメンバー全員でスタート。畳み掛けるビートにシンガロング、拳を掲げるメンバーとロック魂炸裂のナンバーでオーディエンスを扇情。そして、ドラマチックな間奏が熱い「ピンヒール」では、みゆの“エモい”ロングトーンがホールに響き渡った。

汗をかかなきゃダメじゃないですか?

撮影=笹森健一

 ラストスパートはゆずが「気抜いてんじゃねえぞ!」と喝を入れ「キメマスター!」に突入。銀テープが盛大に舞うなかボルテージは最高潮。怒涛の攻めの姿勢でライブは展開。りんごが「もっと声を聞かせて」と投げかけ、キャッチーなフレーズがクセになる「タカトコタン」を披露。大桃子のシャウトをきっかけにブラストビートでハードに決めるみさこ。ゆずとみさこによるドラムを使用してのリズム遊びも。

 みさこは「バンドじゃないもん!に出会ってくれてありがとう」と感謝を告げ、本編ラストは「雪降る夜にキスして」を披露。ミラーボールとド派手なライティングで、ホール全体がエキサイティングな空気に包まれるなかメンバーはステージを後にした。

 オーディエンスによる盛大なアンコールに呼び戻されるように、Tシャツに着替えたメンバーがステージに。なぜかみさこだけシャツが後ろ前が逆というなか、アンコール1曲目は「YAKIMOCHI」。ジェームス・ブラウンを彷彿とさせるソウルファンクナンバーでグルーヴィに決める。続いて、トリビュートアルバム『LINDBERG TRIBUTE〜みんなのリンドバーグ〜』に収録の「もっと愛し合いましょ」を披露。チアダンスを取り入れたキュートな振り付けで愛を振りまき、元気一杯のステージで盛り上げた。

 鳴り止まない声にダブルアンコールでは、みゆが「みんな悔いなく出し切って、汗をかかなきゃダメじゃないですか?」とエクササイズを取り入れたナンバー「青春カラダダダッシュ!」を全身全霊のパフォーマンスで届け、初のホールツアーの幕は閉じた。

 終演後には、2018年4月15日にアイドルの聖地・中野サンプラザでのワンマンライブの発表と、2月からライブハウスツアーの開催を発表。5月4日にはNHK大阪ホールでのワンマンも決定しており、勢いに乗ったバンドじゃないもん!。2018年はどのように進化していくのか期待が高まる。

撮影=笹森健一
撮影=笹森健一
撮影=笹森健一
撮影=笹森健一

セットリスト

『バンドじゃないもん!パーフェクトピースコンサート2017〜日本青年館にSEY YES!を〜』

12月25日 東京・日本青年館ホール

01.君の笑顔で世界がやばい
02.君はヒーロー
03.パヒパヒ
04.ショコラ・ラブ
05.すきっぱらだいす■
06.しゅっとこどっこい
07.METAMORISER
08.ドリームタウン
09.歌うMUSIC
10-1.ピーターパン・コンプレックス
10-2.想い出サンセッタ
10-3.恋はMelty time
10-4.クッキンアイドルりん■りん■汐りんのテーマ
10-5.150930
10-6.青空に吹かす夜、晴れ渡る日
11.Q.人生それでいいのかい?
12.White Youth
13.ピンヒール
14.キメマスター!
15.タカトコタン
16.雪降る夜にキスして

ENCORE

EN1.YAKIMOCHI
EN2.もっと愛し合いましょ
EN3.NaMiDa

W.ENCORE

EN1.青春カラダダダッシュ!

(■は白抜きハートマーク)