仕事柄一日中パソコンを使用したり、日常生活で頻繁にスマートフォンを扱っている人は少なくないもの。心当たりのある方は多いのではないでしょうか。しかしこれが様々な精神的不調を招く、テクノストレスの発端となっていることを、わたしたちは忘れてはなりません。

現代人を侵すテクノストレスの恐怖

テクノストレスという言葉をご存知ですか?テクノストレスとは、コンピュータ・テクノロジーを受け入れる際、精神的不調というかたちであらわれる様々な弊害・症状のことを指します。1980年代ではコンピュータ・パソコンに対して使われていた言葉ではありますが、現代ではパソコンだけでなく、スマートフォンなどのデジタルデバイスに至っても、このテクノストレスという言葉が使用されるようになりました。このテクノストレスにさらされた人は、肩こり、めまい、息切れ、動悸や、自律神経失調症、うつなどに悩まされるようになり、最悪、正常な日常生活・人間関係も維持することができなくなります。テクノストレスは馬鹿にできない恐ろしいものなのです。

テクノ不安症とテクノ依存症

ひとくちにテクノストレスとはいっても「テクノ不安症」と「テクノ依存症」という2つの種類が存在しています。テクノ不安症とは、まさに上述したような身体症状・精神症状のことを指します。そしてテクノ依存症とは、自分の限界がわからなくなったり、時間の感覚がなくなったり、邪魔されるのが我慢できなくなったりする症状、更には人と接することを避けるようになる症状のことを指します。言葉通り、コンピュータ・テクノロジーに依存し過ぎてしまった状態ですね。ちなみにパソコンやスマートフォンの画面から照射される光が原因で発症するVDT症候群は、テクノストレスによってもたらされるため、テクノストレス症候群とも言われています。自覚せずとも、わたしたちの多くはこのテクノストレスの脅威にさらされている可能性が極めて高いのです。

テクノストレスへの対処法

コンピュータ・テクノロジーと接している時点で、多少のテクノストレスは覚悟しなければならないですが、対処法次第ではこれを軽減・予防することも可能です。例えばコンピュータ・テクノロジーと接する時間には制限を設け、十分な休憩時間を確保すること。パソコンやスマートフォンの連続した使用を避けることで、伴う悪影響を大きく低減させることができます。次にテクノ依存を避けるため、適度に身体を動かしたり、生身の人間と接するように意識する必要があります。

人間らしい生活習慣こそが、テクノストレスからわたしたちを守ってくれるのです。いつもパソコンやスマートフォンばかりを使用し、それに伴う様々な症状に悩まされているあなた。最近人と話すのが面倒だな〜、目が疲れるな〜と思っていたら、もうテクノストレスが始まっているのかもしれません。


writer:サプリ編集部