ホッと一息リラックス、安眠効果やかぜのひき始めに効く!
体を温めてリラックス効果のあるハーブティー、かぜに効く成分を含む卵酒としょうが湯を紹介します。

就寝前には体を温めるノンカフェインの飲み物を

寒い日が続きますね。寒い夜を暖かく、ぐっすり眠るには、お風呂でゆっくり温まる、軽いストレッチなどで血行をよくして体のこりをほぐす、眠る前に寝室を十分に暖めておくなどの工夫が必要です。それでも、足先が冷たくて、体の芯が冷えて、なかなか寝つけないという人もいるでしょう。

そんな人におすすめなのが、夜寝る前のホットドリンク。といってもコーヒー、紅茶、緑茶などカフェインの多いものでは、目が冴えてますます眠れなくなってしまいます。就寝前には、体の芯から温まってホッと一息つける、ノンカフェインの飲み物を。

そこで今回は、寒い夜に体を温めてくれて、リラックス効果や安眠効果のあるハーブティー、かぜのひき始めに飲むと効果的な卵酒やしょうが湯などを紹介します。

カモミールとリンデンでグッドナイト・ティー

ハーブティーには、その香りと薬効成分で、疲れた体や神経をリラックスさせる働きがあります。なかでも、体を温め眠りに導いてくれるハーブといえばカモミールとリンデンです。

カモミールは、気分を落ちつかせ、体を温め、発汗を促すハーブで、かぜのひき始めにも効果的。ほかにも不眠の改善や消化促進、便秘解消、月経痛の緩和、美肌効果などさまざまな効果があり、ヨーロッパでは古くから薬用として用いられてきました。
菩提樹の花・リンデンも体を温め、イライラやストレスを和らげ、気分をリラックスさせて眠りに誘うハーブティーとして知られています。

カモミールとリンデンそれぞれ単独でも、ブレンドしてもOK。疲労を和らげる効果のあるレモンバームなどとブレンドしたものが、「グッドナイト・ティー」として市販されているので、そういったものを利用するのもよいですね。

ハーブティーの入れ方は、ティーポットは金属製のものは避ける、ティーポットとカップはあらかじめ温めておく、蒸らす時間を守る、などがポイントです。甘みを加えたいときはハチミツがおすすめ。飲みにくいときは、レモンを加えるとよいでしょう。

もっと手軽に、安眠効果の得られるのがホットミルクです。牛乳に含まれるトリプトファン(アミノ酸の一種)が体内でセロトニンに変わり、このセロトニンが睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌を促し、眠気を誘うのです。ほかにも牛乳に豊富なカルシウムやビタミン・ミネラル類が神経を鎮めて自然な眠りに導いてくれます。おなかがすいて眠れないときも、空腹感を和らげ、消化もよいのでおすすめです。

かぜのひき始めは卵酒としょうが湯!

「体がぞくぞくする、かぜをひいたかな?」と思ったとき、卵酒を作ってもらったことはありませんか? 「かぜのひき始めに効く」と、昔から飲まれてきた卵酒ですが、どうして効くのでしょうか?

卵の白身にはリゾチームという酵素が含まれています。リゾチームには細菌の細胞壁を溶かして殺すという働きがあり、かぜ薬にも使われているほど。また、かぜで食欲が落ちたとき、卵のたんぱく質やビタミン類、砂糖のエネルギーで栄養補給ができます。さらに少量のアルコールが体を温めて眠りを誘い、体力の回復を促す効果が期待できるというわけです。この冬、かぜかなと思ったら、卵酒を作ってみませんか?

<卵酒の作り方>

(1)日本酒180mlを熱しておく。
(2)別の器に卵1個を割りほぐし、好みに合わせて砂糖やはちみつを入れてよく混ぜ、一度こす。
(3)(2)に(1)の酒を少しずつ加えながらよくかき混ぜる。おろししょうがのしぼり汁を加えてもおいしい。

もう一つ、かぜといえばしょうが湯ですね。しょうがの辛み成分、ショウガオールやジンゲロンには、体を温めて発汗を促す作用をはじめ、たんを切り、せきを止める作用、解熱作用があり、かぜの初期症状を緩和してくれます。また、胃液の分泌を促して消化を助け、食欲増進にも働くので、食欲低下による体力の低下を防ぎます。冷房病や冷え性の人にもおすすめです。

<しょうが湯の作り方>

おろししょうがのしぼり汁小さじ1杯を器に入れ、熱湯200mlを注ぎ、好みで砂糖やはちみつを入れる。甘みをつける代わりに、きざんだねぎを入れるのもよい。
*薄切りにしたしょうがを水で20〜30分煮出したものを保存しておくと、熱湯で薄めるだけでしょうが湯ができるのでとても便利です。

※この記事は2009年1月に配信された記事です