2020年に台湾で金環日食  100万人観賞に向け世界にPRへ

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(嘉義 25日 中央社)太陽が月の影に隠れリング状に見える「金環日食」が2020年の夏至に台湾で観測できると予測されている。金環帯の中心線が南部・嘉義を通ることから、嘉義市天文協会ら7つの研究機関、学校は22日、「嘉義天文教育聯盟」を結成。珍しい天文ショーを通じて世界に台湾をPRし、観賞者数100万人を目指す。

嘉義市天文協会の理事長を務める蘭潭小学校の呉青香校長によれば、台湾で金環日食が見られるのは、2020年6月21日午後2時46分から同5時25分までの2時間39分。金環帯の中心線は嘉義を通り、雲林県斗六より南、台南市新営より北の地域で金環日食が楽しめるという。台湾のその他の地域では部分日食が観測できる見通し。

台湾で最後に金環日食が見られたのは、2012年5月21日。2020年の次は2070年となっている。呉校長は、多くの台湾人にとって、外国に行かずとも金環日食を目にできる貴重な機会だと話す。

また呉校長によれば、夏至の北回帰線には太陽が直角に照らされるため、北回帰線が通る嘉義では、垂直状のものの周りにほとんど影が見えなくなるという現象も確認できる。1日に2つの珍しい光景が見られるのはめったにないことだという。

天文協会の黄傅俊総幹事は、台湾全土の50余りの科学教育施設や民間団体、学校などと協力し、国際的なPRを進めていくと語った。

(江俊亮/編集:名切千絵)