25日、環球時報は中国の共産党組織内でクリスマスを自粛する動きが出ているとする国外メディアの報道に反論する社説を掲載した。

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2017年12月25日、環球時報は中国の共産党組織内でクリスマスを自粛する動きが出ているとする国外メディアの報道に反論する社説を掲載した。

記事は「25日はクリスマス。中国の商業者の多くは販促のチャンスと捉え、多くの店やレストランではスタッフが真っ赤なサンタクロースの衣装を身に着ける。各地の商業街には程度こそ異なれクリスマスのムードが漂い、もはや中国の年末の風物詩と言えるだろう」とした。

その一方で「一部の都市や大学でクリスマスを制限しているとの情報が出ており、外国メディアはすかさず『中国がクリスマスをボイコットあるいは禁止』として元の情報に尾ひれをつけ、中国が政治的に外来文化を規制しているというイメージを作り出した」と論じている。

そして「北京や上海などの中心都市の共産党員幹部たちは、クリスマスの禁止に関する指示を何ら受け取っていない。一般市民はなおさら言うまでもない。ネット上に流れている一部地域のクリスマスに関する通知や通知が出された背景を見てみると、都市の治安や交通安全維持が目的であることが分かる」とした。

記事によると、クリスマスを宗教的行事とみなしている中国人は一部のキリスト教信者のみであり、大部分の若者はショッピング祭りと認識しているという。また、クリスマスを祝うべきかの議論は長年続いているが、同時に清明節、端午節、中秋節といった中国伝統の祝日を祝うムードも高まっているとのこと。伝統文化を守るためにクリスマスを力ずくで排斥する必要はないとの見方のようだ。

記事は「現状、中国が再び大きく成長し始めてからまだ日が浅く、伝統文化の復興も始まったばかり。社会が伝統の祝日を大切にせよと提唱する中で、共産党の幹部がクリスマスなどの宗教的なイベントに参加しないというのは完全に理解できるものだ。問題を政治化したがる一部西側メディアの過敏な態度に、中国の主流社会は相手をする必要はない」と論じた。(翻訳・編集/川尻)