三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBEが変わった?! 曲を聴かせる勝負作【Chart insight of insight】

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 今週のHot100は、三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBEの「J.S.B. HAPPINESS」が、リリース週ということで圧倒的な強さを見せて首位を獲得した(【表1】)。今までにないスケールの大きいサウンドの楽曲だが、それだけにこれまでのJSBと少し違うチャートアクションを見せている。

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 というのも、JSBの売りとして「ダンスを見せる」というプロモーションの手法が多かったが、今回はほとんどない。例えば、代表曲ともいえる2014年発表の「R.Y.U.S.E.I.」では、「ランニングマン」と呼ばれる振り付けが話題になり、YouTubeでのミュージック・ビデオの視聴回数も1億2千万回を超えている。今年3月にリリースされた前作のシングル「HAPPY」のチャートアクションを見ても同様(【表2】)。まずはリリース前に動画再生数で大きくポイントを稼ぎ(赤のグラフ)、そこからツイッターへとつなげ(水色のグラフ)、ひとしきり盛り上げてからリリース週を迎えている。

 しかし、今回の「J.S.B. HAPPINESS」は、動画再生数は12/4付で34位を記録したが、その後は発売週である今週も含めて圏外(赤のグラフ)。ツイッターのポイントも上下の振り幅が大きい(水色のグラフ)。これは裏を返せば、セールスポイントで稼いで首位を獲得しており、楽曲の良さや歌をメインに聴かせることで評価を得ている証拠といえる。ダンスはもちろん彼らの魅力のひとつの要素ではあるが、そこに頼らなくてもアーティストとしてしっかり評価されていることが、今回の新曲から伝わるのだ。Text:栗本斉