ギネス記録を持つグロスが2018年の全豪を最後に引退へ

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ギネス記録を持つテニス選手が引退の間際にいる。「全豪オープン」が開催されるオーストラリア出身のサム・グロス(オーストラリア)だ。最も速い、時速263キロメートルのサーブを2012年に打った記録的な選手が、2018年の「全豪オープン」を最後に引退することを明らかにしている格好だ。

グロスは現在、30歳で、ランキングは248位。トップ層からは遠く離れているが、193cmの身長を生かしたビッグサーブを武器に、サーブ&ボレーなどを展開する特徴を持っている。

他方で、「デビスカップ」のオーストラリアチームのメンバーに選ばれて、シングルス戦に出場したりレイトン・ヒューイット(オーストラリア)とペアを組みダブルスで活躍したほか、オーストラリアで優れたテニス選手に贈られるニューカムメダルを2015年に授与されるなど、注目されてきた。

同選手は10月末からすでに「全豪オープン」での引退を表明しており、ヒューイットとのペアで、自身最後のグランドスラムに出場する予定だ。

グロスは自身最後になるであろう同大会について「エンディングが近づいている、ワクワクする。新しい章の始まりがやってくる」とした上で「自分が楽しめる何かをまた見つけることができればと思っている。自分は情熱的で質の高いものを競い合い、追求してゆくのが好きなので、何か情熱が持てるものに出会えればと願っている」とつけ加えた。

また、豪紙ヘラルドサンによれば、グロスは、テニスというスポーツの枠を超えて、活動した点でも語り草だという。また豪紙のザニューデイリーによれば、肩の手術を受けた時期と重なる、2011年ごろに、グロスがいったんテニスを離れて、フットボールチームの門を叩いたことも報じている。

その後、テニスのプロツアーに復帰し、グロスは、自身の最高位である世界ランキングで53位を2015年に記録。同年の「デビスカップ」の準決勝進出や、「ウィンブルドン」のセンターコートでの試合など記憶に残るプレーを見せてきており、テニスを盛り上げてきた選手が一人またツアーを去ることになりそうだ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2月のデビスカップのチェコ戦のコートサイドで話すグロス(右)とヒューイット
(Photo by Robert Prezioso/Getty Images)