本田真凜、樋口新葉【写真:Getty Images】

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花言葉とともに労いのメッセージを投稿、五輪逃した樋口へ「情熱を世界選手権で」

 フィギュアスケートの全日本選手権は24日に閉幕し、女子は宮原知子(関大)が4連覇を達成。2位に入った坂本花織(シスメックス)とともに大注目だった平昌五輪の代表争いを制した。熱き戦いを振り返り、トリノ、バンクーバー五輪代表の安藤美姫さんは出場権を逃した樋口新葉(日本橋女学館高)、本田真凜(関大高)ら6人に対し、ツイッター上で花言葉とメッセージを贈り、話題となっている。

 安藤さんは全日本選手権後にツイッターを更新。「全日本出場全ての選手に“ありがとう”と“お疲れ様”」とねぎらった上で「本当に1人1人に想いがありそのストーリーが氷上へ… 感動と共に感謝でいっぱいの全日本でした シニア女子 特に注目されていた6人を花言葉とともに」と記述。脚光を浴びた6人を花とコラージュした写真とともにメッセージを送っている。

 惜しくも平昌五輪の代表権を逃した樋口について「花は【ジャーマンアイリス】花言葉は【情熱】今年にかける彼女の想いや気持ちが冷たいリンクの上を燃える炎のように熱くそして力強く私達の心に残る演技に繋がったように思います。きっとこれからもっともっと強くそして美しく舞う!そんな樋口選手の情熱を世界選手権で」とつづり、世界選手権に向けてエールを送った。

真凜は「アネモネ」…「満面の笑顔をもう一度このリンク上で見られるよう…」

 今年、シニアデビューで大注目を浴びた本田について「花は【アネモネ】花言葉は【あなたを信じて待つ】今シーズン期待に押しつぶされそうにもなったでしょう。それでも気持ちを強く持とうと挑んだ全日本だった事と思います。今は彼女の満面の笑顔をもう一度このリンク上で見られるようただただ待ちたい。また咲き誇れるように…」と胸中を思いやり、奮闘をねぎらった。

 ほかにも全日本選手権で躍動した宮原は「梅」、坂本は「菜の花」、三原舞依(シスメックス)は「矢車菊」、本郷理華(邦和スポーツランド)は「薔薇」とそれぞれの花に合わせ、メッセージを送った。返信欄から「あたたかい想いのこもったメッセージ、とても素敵です」とファンに反響を呼んでいた。

 安藤さん自身、全日本選手権を3度制覇。10代からフィギュア界のアイドル的存在として、トリノ、バンクーバーと2度の五輪を経験し、第一線を走り続けてきた。それだけに決意をもって臨んだ大会で、それぞれ運命が分かれた後輩たちの胸中を思いやっているのだろう。温かいメッセージは、全力で駆け抜けた選手たちにも届いているはずだ。(THE ANSWER編集部)