毎年のように生み出される“若者言葉”。かつては当たり前のように使いこなしていたのに、いつのまにか「え、どういう意味!?」と流行りに乗り切れなくなってきていませんか? 無理に使いこなす必要はないものの、なんとなく知っておきたいと思ってしまうのは筆者だけでしょうか。

若者言葉やネットスラング、覚えるとつい使ってみたくなります。

今回は、フリュー株式会社が運営する女子高生・女子大生の動向調査・研究機関『GIRLS’TREND(ガールズトレンド) 研究所』が発表した、「2017年の流行に関する意識調査」から、イマドキのJK(女子高生)&JD(女子大生)が今年ハマった流行り言葉トップ10をご紹介します。いくつ知っているでしょうか……?

イマドキJK&JDが2017年にハマった言葉って?
10位:り、りょ

『了解』や『OK』を略した言葉。LINEでこれだけで返信がきても「打ち間違い……?」と思わないようにしなくてはいけません。

9位:やば、やばい

これは多くの人が知っているし、実際に使っているのではないでしょうか。何でもかんでも『やばい』で済ませてしまったり、口癖のようになっている人もいますよね(笑)。

同率6位:あーね/しんどい/まじで?マ?

『あーね』は『あー、なるほどね』や『あー、そうだね』を意味すると言われています。相槌を略した言葉のようですね。まじで?や、マ?も同じように多用される相槌です。
しんどいは「疲れた、大変って意味でしょ」と思いきや、ちょっと違うニュアンスとしても使われているようです。「△△先輩、かっこよすぎてしんどい!」など、好きすぎて苦しい! やイケメンすぎてやばい! とテンションが上がりすぎたときにも使うようです。

5位:35億(2.5%)

2017年の流行語大賞トップ10にもノミネートされた、ブルゾンちえみさんの決め台詞『35億』は5位にランクイン!

4位:〇〇み(3.1%)

やばい→やばみ、つらい→つらみ、のように形容詞の語尾を「み」にしたもの。言葉が柔らかい印象に、可愛くなるのだとか!?

3位:ワンチャン(5.5%)

シンプルに『ワンチャンス』の略かと思いきや、イマドキの使い方としては、『チャンスはある』『可能性はあるかも』『もしかしたら』の意味で幅広く用いられているようです。

2位:それな(9.4%)

LINEのスタンプでよく見る! が筆者の第一印象。意味としては、『そうだね』『たしかに』『その通り』というような賛同や肯定として使われています。

1位:卍(マンジ)、マジ卍(27.3%)

かつての『ヤバい』のように広い意味で使われている『卍(マンジ)、マジ卍』が断トツの第1位に。お寺の地図記号じゃないの……なんてツッコミはナンセンス。テンションの上がった時はもちろん、とりあえず言っておけばOKくらいのメジャーワードのようですよ!

相づちワードが多数ランクインしています。

次のページでは、具体的な会話例をレクチャーします!

ちょっと使ってみたいかも……そう思ったあなたのために! 2017年の流行り言葉、具体的な使い方を紹介します。

流行り言葉トップ10を入れて女子高生が会話してみた例

A 昨日、彼氏と別れたー。つらみー!
(昨日、彼氏と別れたー。つらいー!)
B マ? まじ卍……
(まじで? やばいね……)
A だって浮気されてたんだよ!?
(だって浮気されてたんだよ!?)
B あーね……。じゃ、別れて正解じゃん。
(なるほどね……。じゃ、別れて正解じゃん。)
A それな。でも戻りたいんだよね。LINEくるし。
(たしかにね。でも戻りたいんだよね。LINEくるし。)
B それなら、まーワンチャンじゃん? 気分転換に明日出かけようよ! こないだ見つけたカフェの店員、イケメンすぎでしんどいから見てよ。明日〇じに集合ね!
(それなら可能性あるかもね。気分転換に明日出かけようよ! こないだ見つけたカフェの店員、イケメンすぎでやばいから見てよ。明日〇じに集合ね!)
A り! あ、でもお金ない。
(了解! あ、でもお金ない。)
B いくらあんの?
(いくらあんの?)
A 35億www
(35億(笑))
B は? まじ卍〜
(は? 何言ってんの〜)

みなさんは、いくつ知っていましたか?
職場の後輩も、実はこんな風に喋っているのでしょうか……。
若者言葉、奥が深いです! しんどい! マジ卍!!

【参考】※ フリュー株式会社

調査概要
調査期間:2017/10/13(金)〜2017/10/17(火)
調査方法:インターネットアンケート
調査対象:ポイントサービス「PICPO(ピクポ)」で回答した女子高大生等(高専生、専門学校生、短大生を含む)
有効回答数:514サンプル