人口の半分は女性。子どもを送迎するためのミニバンなどは女性ドライバーのほうが多い。女性が乗りたいと考えるクルマをつくるのは、自動車メーカーの仕事だ

写真拡大

米国の自動車業界は
伝統的に男性中心の産業

 ハリウッドの大物プロデューサーによる長年のセクハラが明るみに出て、米国中が大騒ぎ。この騒動をきっかけに、ほかの業界でもセクハラと女性の地位をめぐる議論が噴出している。

 自動車業界も決して例外ではないが、アメリカ最大手のGMにメアリー・バーラという女性CEO(最高経営責任者)が誕生し、風通しがよくなったような印象がある。とはいえ伝統的に男性中心の産業だけに、「GMの人事は例外中の例外で、男女差別はなくなるどころか非常に根強く存在している」という声がある。

 米国の自動車関連ニュースサイトの大手、オートモーティブ・ニュースがプロジェクトXXの名目で、自動車業界の女性従業員に対するアンケート調査を実施し、その結果を発表した。回答者はおよそ900人だ。

 それを見ると、まず採用面接で「“不適切な”質問を受けた」と多くが回答。また日常業務の中で“オフィス内の植物に水をやる”といった雑務が、たとえ役職に就いていても女性の仕事とされることが多い。仕事の後に開催される、職場の仲間たちで楽しむ食事会に誘われない女性も多い。そもそも、こうした食事会はストリップバーのような場所で開かれるケースが多いという。そしてほとんどの女性が「上司、同僚、顧客などから、女性であるということで、いわれたくないような言葉を投げかけられた経験がある」と回答している。

 問題は、回答者のうち18%が「セクハラまがいの行為をされても人事に相談できない」と答えている職場の体質だ。「人事からトラブルメーカー扱いされるより、我慢したほうがマシ」と考えるという。

続きはこちら(ダイヤモンド・オンラインへの会員登録が必要な場合があります)