映画祭貧乏とは何か?

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映画を制作し、国内外の映画祭に出品することで作品の知名度を上げ、宣伝材料とするプロモーションは一般的に行われています。しかし、こうした映画祭に参加すればするほど貧乏になってゆくスパイラルが存在します。それは俗に「映画祭貧乏」と呼ばれます。

収入がない?

映画祭は出品するだけでお金がもらえるわけではありません。そこで何かの賞がもらえれば賞金が出る場合もあるでしょうが、基本的に映画祭への参加はボランティアに近いです。映画祭の事務局から、現地までの交通費や宿泊場所などの最低限の保障がなされるだけで、現地での食費や滞在費などは出品者持ちとなります。当然、その間は収入が途絶えることになります。

映画が評価されると貧乏になる?

『SRサイタマノラッパー』シリーズで、高評価を得た入江悠監督が「なぜか東京を去る理由」というタイトルでブログを更新し話題となりました。映画が予想以上に評価されたため、日銭を稼ぐことができなくなり、家賃が払えなくなり東京からの撤退を余儀なくされてしまったというものです。この映画は自主製作から始まったため、すべてのお金が持ち出しになってしまったのです。映画監督に限らず、インディペンデントで何かを作りたいと思っている人にとっては身につまされるエピソードではないでしょうか。なにかものを作る場合にはある程度の蓄えを用意しておく必要があるかもしれません。