【あなたのクルマは何?】FF・FR・4WD・RR・MR・FMR?どれを選ぶべきなのか?

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 自分のクルマはFFなのかFRなのか?意識して運転しているだろうか?現代のクルマはそれをほとんど意識しなくても運転できる。特に日常使用で法定速度を守り、慎重に安全を確保しているのならば、FFもFRも意識する必要はないだろう。しかしこれから冬になり、雪道など滑りやすい状況になったときには、避けようもなく特性が現れる。そこで日頃から意識すべき点を探っておこう。

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 最近のセダン、SUVなど人気のクルマの多くはFFである。スバルは4WDを基本としている。その他のメーカーでは選べるようにもなっている。

 先日、スズキ・スイフトに乗る機会があった。残念であるがスポーツではなかった。しかし、ハイブリッドで低回転トルクが強く、かなりの加速感があった。そしてFFの特徴がはっきりと出ているのに、少々驚いた。

 少し前にはトヨタ・カムリにも乗る機会があったが、これはFFの癖がかなり回避できていた。プリウスもFFだが、かなり特性は消されていた。このように、通常はFFの特性を意識する必要がないのだが、雪道など滑りやすい路面状況の時は、その特性を知っていることで安全をかなり確保できるだろう。

■自分が乗っている車の特性を試してみるには?

 自車の特性がどの程度のものであるのかを感じてみるには、どのような方法があるのかだ。安全で手軽に試すには、低速であることが必要だ。さらにある程度の広さが確保できれば良いであろう。また現在では、操縦の支援システムがある車も多いので、その装置が効いているのか否を確かめてから試してほしい。

 まず、直角カーブの空いている交差点で、ハンドルを切ると同時にアクセルを開けて様子を見るのが良いかもしれない。カーブを曲がり切らない出口で加速する様子を見るのだ。対向車に注意して、それほど高速まで加速する必要はないので、立ち上がりだけを見る。

 すると、FFではハンドルの切り幅に対して、思うように曲がらず外に膨らむように感じるはずである。FRでは逆にお尻が滑る感覚で、曲がり過ぎることが出るかもしれない。どちらがコントロールしやすいかと言えば、やはり前者である。つまりこれは、「アンダーステア」と呼ばれる「曲がりたいほど曲がらない」感覚である。一般車は、FRであってもこの特性で作られている。それは、安全性を考慮して日常的運転では、前輪から滑り出すようにセッティングされているからなのだ。FRで「オーバーステア」が出るには、後輪がスリップするほどアクセルを踏まねばならず、一般にはそれほど踏んではいないであろう。

 4WDの場合はほとんどニュートラルに感じるほうが良いのだが、一般には4WDでも「アンダーステア」に調整されている場合が多い。

■各車の特徴

 この他マツダ車のGVC(Gベクタリングコントロール)などは、運転手に気付かれないように、操縦性をニュートラルにコントロールしてる車もある。スバルも、ブレーキを使っているがコントロールしている。

 マツダ・RX-5で試したところ、FFなら外側へ、FRなら後輪ドリフトとなるような運転でも、かなりコントロールして何事もなかったように加速していくようだ。見事にコントロールされている。

 インプレッサなどスバル各車は4WDで、かなり素直に操縦できるようにコントロールされており、サスペンションの基本的性能が高いことが感じられる。プラットフォームの出来が良いのであろう。

 トヨタ・カムリはFFの特性を良く抑えており、運転しやすいが、直線で全力加速をすると、FFのために前輪がスリップして左右に振れるのは不安になる。最近のターボチャージャー・ハイブリッドでは低速トルクが強すぎるきらいがある。

 さて、よく特性を理解して車を選ぶと、運転も楽しいようだ。「車は動いている」から面白い。