竹内涼真、なぜ女子たちをトキめかせる? “麦野初”と“茂木裕人”の役柄から考察

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 2017年夏、『過保護のカホコ』(日本テレビ系)で竹内涼真が演じた“麦野くん”こと麦野初に、日本中の女子が恋をした。そして秋、ドラマの終演と共に “麦野くんロス”に襲われ、SNS上には寂しさを嘆く女性たちが続出。そんな中、唯一の救いとなったのは竹内が『陸王』(TBS系)でマラソンランナー・茂木裕人を演じるという知らせ。あまりに麦野初が適役すぎたため、違う役柄を演じることへの懸念もあったが、それは要らぬ心配だった。迎えた冬、竹内は“茂木ちゃん”として、“麦野くん”とは違った側面で再び女子たちをトキめかせてくれている。『陸王』最終回を前に、“麦野初”と“茂木裕人”の魅力の違いについて考察したい。

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 2人の共通点といえば、目標に向かってひたすら努力を重ねていること。麦野は画家を目指し、一方茂木は世界で活躍する長距離ランナーを目標に、日々奮闘している。もちろん、高身長、顔面高偏差値、とにかく全体的にイケている、といった竹内が持つハイスペックは共に存分に活かされてはいるのだが、この2人に感じる魅力はまったく異なる。

 大まかに言うと“麦野=仲良くなりたいバイトの先輩”、そして“茂木=学生時代に憧れた運動部の先輩”というイメージ。麦野には、上から目線で頭をポンポンされたい。一方、茂木に対して抱くのは、影から見つめて「茂木先輩、かっこいいー!!」と追いかけたくなる感覚。茂木が颯爽と走る姿は、学生時代に戻ったようなワクワク感を与えてくれる。

 麦野のときめきポイントは、一見軽そうなのにカホコを放っておけない優しさ。「なんなら貸してやろうか、俺の胸」、「俺にはお前が必要なんだよ」、「大好きだよ、カホコ」といった、もしも『胸キュン!セリフAWARD2017』があれば、入賞しまくりであろう名言の数々。さらに、カホコとの結婚を決意してからは、手強いカホコママを相手に正面からぶつかっていく姿もまた男らしく、女性たちを虜にした。

 対する茂木のときめきポイントは、スポーツにストイックに取り組む姿勢と、大人っぽいクールさ。茂木はもともと野球で甲子園を目指していたが、肘を痛めて夢を断念。だが、「肘がダメでも走ることはできる」と陸上を始め、大学時代には箱根駅伝5区を走る有力選手となった。この経緯こそ、大地(山崎賢人)が茂木に興味を持ったきっかけであり、そこには男も憧れるカッコよさがある。また、演者の竹内自身にもプロを目指したサッカーの道を諦めた過去があり、竹内×茂木のクロスオーバーも女子たちが胸を熱くする理由のひとつだろう。

 第1話で茂木は「豊橋国際マラソン選手権大会」に出場するも、「ブチッ」という鈍い音と共に足を故障。何度も倒れながら、「俺は走れる…まだ走れる、まだ行ける…」と走り続けようとする姿には、胸を締め付けられた。だが、その後もめげることなく闘志を燃やし続け、第6話の「ニューイヤー駅伝」で見事復活。このとき、自分のために“陸王”を作り続ける宮沢(役所広司)に告げた「俺、 “陸王”履いてどんどん勝ちますから。今度は俺が、こはぜ屋さんの力になりますから」というセリフには、内心絶叫しながら、完全にハートを射ぬかれてしまった。

 もちろん、茂木の魅力がランニング姿にもあることは、言うまでもない。どんな男性であれ「スポーツをしているとカッコよく見える」というのは、世の常。そう考えると、日常生活でもカッコイイ茂木が走れば、それはカッコよくて然るべき。スラリと長い足は、筋肉の付き方も美しく、竹内がドラマに向けて体を作り込んできた証として光り輝いている。そして、そんな茂木の姿を目にした女子たちの瞳は、それにも増してキラキラと輝くのだ。

 麦野はカホコにゾッコンではあったが、カホコのいとこ・イトを突然押し倒したり、時に「甘えさせてあげたい」と思わせる一面があったりと、女慣れしている感があった(それがまた魅力なのだが)。かたや茂木は、一切「女性の影」を感じさせない硬派な男。彼女がいたとしても、間違いなく一途で、彼女手作りのお守りを身につけて走っているのでは…なんて妄想も膨らむほど。それぞれタイプは異なるが、麦野、茂木、どちらも女子達の心をガッチリと掴んで離さないのだからおもしろい。

 2017年下半期、圧倒的な爽やかさと演技力を駆使して、続けざまに女性たちに潤いを与えてくれた竹内涼真。2018年、一体彼は、どんな角度から私たちをトキめかせてくれるのか。そこにはもう、期待しかない。

(nakamura omame)