好調ぶりをアピールした坂本花織(撮影・長久保 豊)

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 ◇フィギュアスケート全日本選手権第3日 女子フリー(2017年12月23日 武蔵野の森総合スポーツプラザ)

 ショートプログラム(SP)首位の坂本花織(17=シスメックス)は合計213・51点で2位。宮原に逆転を許したものの、平昌五輪の代表入りへ猛アピールした。「最初でヒヤヒヤしすぎて、後の方はほとんど覚えていない。今年をこの演技で終われて良かった」と振り返った。

 フリーは映画「アメリ」の曲に乗って、赤の新衣装で主人公の不思議な少女を演じる。パントマイムが振り付けに入る風変わりなプログラム。複雑なステップも組み合わさって、今季がシニアデビューの17歳は、シーズンイン時に「苦戦しています。ヤバイです」と弱音を漏らしていた。振り付けを担当したブノワ・リショー氏に「ニュータイプ」と皮肉気味に言われるほど不器用だったが、2位に入ったスケートアメリカ、今大会と演技の完成度を上げてきた。

 スケートアメリカまで平昌代表争いのテレビ映像などで自らの姿はなく、「また映ってない〜」と中野コーチに不満を漏らすことも。ダークホース的な扱いだったが、大躍進を見せた。「五輪もちょっと可能性が見えてきた」。全力を出し切った。あとは吉報を待つだけだ。