【実験】エアバッグの中では何が起きているか

思わず笑っちゃうほどの大爆発!
自動車のハンドルとダッシュボードに隠れているエアバッグ。何かに衝突した際に“ボフッ!”と膨らみ人命を救うのですが……シートベルトを着用していないと、近すぎて重大な事故に発展することもあったりします。
それは火薬が発火し、僅か0.03秒ととてつもない勢いで膨らむのが原因。時と場合によっては諸刃の剣になってしまうのです。
そんなエアバッグの中では何が起こっているのでしょうか? スーパー・スローモーションで撮影した映像を見てみましょう。
ハンドルに収まったままでも、それ自体が高くジャンプするほどの勢い。バッグなしだと四方八方に煙を吐き出し大爆発が起こります。
さらに筒の中で起動させ、大砲のようにした実験では栓が時速598kmでブっ飛んでいきました。それは頑丈なアタッシュケースを破壊するほど。カメラは6,647fpsで撮影され、栓が5cm/2フレームの距離を進む計算になるそうです。
エアバッグはただの空気枕だと思ったら大間違いですね。丈夫な布の中にあるとはいえ、今後ドライバーの皆さんは「こんなモノが眼前に埋め込まれているんだ」と頭の片隅に置きながら運転すると良いかもしれません。
にしても中古でもエアバッグだけなら8ドル(約900円)で買えるって、安いですねぇ。
Image: YouTube
Source: YouTube
Andrew Liszewski - Gizmodo SPLOID[原文]
(岡本玄介)