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1人でも多くの命が助かってほしい。

そんな思いから、企業や国など、多くの人たちが協力し合ってAED(自動体外式除細動器)の普及に努めています。設置場所を増やし、イベントではAEDを使った救命講習会を開くことも。

しかし、AEDの使用方法を知っている人も救助をためらう、心無い人々の行為が問題視されていました。

時代に合ったAEDの授業

中学生の甥から、AEDを使った授業の内容を聞いた鯨武長之介(@chou_nosuke)さん。鯨武さんは、その行き届いた授業内容にビックリしてしまいました。

鯨武さんが、驚きの授業内容を自身のTwitterに投稿したところ、大変な注目を集めています。

予想外の役

2人1組になって、交代で救護役と傷病役を演じるのは、よくある救命訓練です。ですが甥の受けた授業では、このほかにも生徒たちに振られた役がありました。

救急救命士役でも、警察役でもありません。

それは…撮影しようとする、野次馬!

※写真はイメージ

スマホの模型を持った生徒たちが、救護役と傷病役の生徒を囲んだのです!

手伝うわけでもなく、ただ面白半分に集まった人たち。生徒たちは、そんな人たちにスマホを向けられる体験をして「これは酷い行為なのだ」と身に染みたようです。

スマホが向けられる恐怖

実際、スマホを持った野次馬は脅威となりえます。AEDを使用するには、服を脱がせて、胸部周りの肌に直接電極パッドを貼り付ける必要があります。

「服を脱がされるだけでも抵抗があるのに、野次馬に無防備な姿を撮影されないかと考えると恐ろしい」と思っている人は多数います。

特に、女性に群がる野次馬の対策として、以下のような方法が考えられています。

【女性にAEDを使用する場合】

周囲の人の視線を遮るように、複数人で囲むように立つ。

けれど、本当は『誰も面白がって写真を撮らない状態』が望ましいですよね。鯨武さんが気付いたように、甥の受けた授業はその状態を目指して、「モラルの育成」にも着手していました。

一刻を争う現場で、目の前の命を救うことにだけ注力できれば、救える命も増えるかもしれません。

AEDを安心して使えるように、人々の意識が高まることが求められています。

[文・構成/grape編集部]