18日、米国際放送局ボイス・オブ・アメリカ中国語版サイトは「中国でジャーナリストになるのは大変だ」とするコラムを掲載した。写真は中国の新聞記者証。

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2017年12月18日、米国際放送局ボイス・オブ・アメリカ(VOA)中国語版サイトは「中国でジャーナリストになるのは大変だ」とするコラム記事を掲載した。

記事は「中国では、メディア関係者がオフィシャルな談話を発表するのであれば特に問題はないが、共産党の指導を離れた行動を取れば容易にトラブルに発展する。それは中国人記者だろうが外国人記者だろうが、中央メディアだろうが地方メディアだろうが関係ない」と指摘する。

そのうえで、VOAの北京駐在記者もこれまで、市民活動家・劉暁波(リウ・シャオボー)氏の病死などを報じた際に思うような取材ができなかったとしており、局長が抗議の意思を示す声明を発表する事態となったこともあると紹介した。また、米国の国際権利保護団体「ジャーナリスト保護委員会」が先週発表した最新リポートで、中国で収監されているジャーナリストは41人に上り、トルコの73人に次ぐ世界ワースト2になったことにも言及した。

記事はさらに、「最近では、芸術家の華涌(ホア・ヨン)氏が北京で発生した下宿施設火災と、その後の強制立ち退き問題について記録映像を用いて報じたところ当局に逮捕された一件が国際世論の注目を集めた」と紹介。ニューヨーク・タイムズの18日付の記事によると、華氏は当局が数万人に北京からの立ち退きを迫り、住宅エリアの建物を取り壊す様子を記録していたという。

そして、「華氏がすでに保釈されたとの情報もあるが、最終的にどう決着するのかはまだ分からない」とし、中国国内で華氏に対して「扇情的なパフォーマンス芸術家」との批判の声が出ていることを紹介。「中国では一般市民は容易にジャーナリストになることができない」と指摘している。(翻訳・編集/川尻)