アトランタ・ブレーブスのフレディ・フリーマン、シカゴ・カブスのジェイソン・ヘイワード【写真:Getty Images】

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「スポーツ界の名珍場面総集編」…9月にMLBで起きた「ベース上のじゃれ合い」

 2017年のスポーツ界を沸かせた名シーンを連日にわたって振り返る「名珍場面2017」。今回は9月に米大リーグMLBで起きた「ベース上のじゃれ合い」。試合中にも関わらず、塁上の一塁手と走者の敵同士がじゃれ合う珍事が発生し、走者が相手の足に土をかければ、一塁手は相手のズボンを掴んで応戦。なんとも珍しいシーンをMLB公式ツイッターが動画付きで紹介。ファンから「愛すべき2人だ」「最高じゃないか」と笑撃が広がった。

 まるで子供か、とツッコミたくなるような珍シーンが生まれたのは、9月2日のブレーブス―カブスの一戦。5-3とリードしたカブスの3回攻撃中。2死一塁の場面だった。

 投手のシムスは一塁へ牽制球を投じた。すると、頭から滑り、セーフとなった一塁走者ヘイワードは信じられない行動に出る。何を思ったのか、起き上がる際にベース付近の土を右手で掴み、一塁手フリーマンの右足にさっとかけたのだ。

 驚いたフリーマンもすぐに右足を振って払ったが、何食わぬ顔をしているヘイワードに対して反撃に出る。今度はリードを取ろうとする走者の左太ももズボンに右手を伸ばしてギュッ。なんと、ヘイワードのリードを阻止するようなそぶりを見せたのだ。

 もちろん、すぐさま手を引いて一塁塁審もおとがめなしだが、フリーマンは白い歯を見せ、じゃれ合いを楽しんでいるようだった。ヘイワードは14年までブレーブスに在籍しており、しかも同い年で07年ドラフトの同期入団。かつて苦楽をともにした2人だけに、ちょっとしたコミュニケーションもご愛敬のようだった。

ほほえましい一幕にファン反響「2人の兄弟が童心にかえった」

 ほほえましい一連の模様を、MLB公式も「ふざけ合い!」と公式ツイッターに動画付きで紹介。すると、映像を観たファンも温かい声を続々と上げていた。

「そりゃそうさ…彼らはアトランタ時代の元同僚なんだから」
「最高じゃないか。彼らのようにどんな時でも楽しもうとする姿勢は好きだ」
「愛すべき2人だ」
「2人の兄弟が童心にかえった」
「素晴らしい場面だ!」
「そうさ、楽しもう!」

 結局、この場面は打者が凡退。2人そろって一発を放つなど安打ずつをマークして大活躍を演じたが、試合はヘイワード擁するカブスが14-12で打ち勝った。

 選手もグラウンドは真剣勝負しているが、一方で野球を楽しんでいる。それをファンサービスのように表現し、観客も喜ぶ。なんともメジャーリーグらしい、ひとコマだった。(THE ANSWER編集部)