フォルクスワーゲン、数年以内に2台の新型クロスオーバーを発表予定

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フォルクスワーゲン(VW)は先日、投資家と報道関係者を集めて開催された新型「ジェッタ」の公開イベントで、同社の今後の生産計画についても説明した。その中に2台のクロスオーバー・モデルが含まれていることは興味深い。だが、同社はセダンやハッチバックを今すぐに見捨てるつもりはないようだ。
2台のクロスオーバーのうち1台は「アトラス」よりやや小型の5人乗りのクルマになるという。VW北米地域のヒンリッヒ・ウェブケンCEOによると、そのデザインはクーペに近いらしい。日産「ムラーノ」やフォード「エッジ」、ヒュンダイ「サンタフェ スポーツ」と競合するクラスで、メルセデス・ベンツ「GLC クーペ」やBMW「X6」のようなクルマにインスパイアされたスタイリングを想像してみてほしい。一方、もう1台はロングホイールベースの「ティグアン」より下に位置するモデルになるというが、詳細は明らかにされていない。

VWがクロスオーバーのラインアップを増やそうとする理由は明らかだ。よく売れるからである。ウェブケン氏によると、今年の初めから現在まで、同社の米国における乗用車の販売台数は1%の増加に留まったが、SUV(米国では"light truck"に分類され乗用車"car"と区別される)は51%増と大幅に売上を伸ばしており、新型アトラスや新型ティグアンが大きく貢献しているという。これは、まさにクロスオーバーに対する需要が増加していることを意味している。


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2台のクロスオーバーは今から数年先に発表される計画で、1台目は2019年から2021年の間になるという。VWはクロスオーバーに大きく力を入れているものの、ウェブケン氏によれば、セダンの需要はクロスオーバーのように拡大はしていないとはいえ、依然として大きくて重要な市場であり、VWが手を引くことはないという。実際に、2018年には新型ジェッタが発売となり、「アルテオン」の米国導入も始まる。エンスージアストはVR6エンジンを搭載した「パサートGT」や、時期は未定ながらも発売が確約されている「ジェッタ GLI」の登場を心待ちにしていることだろう。2019年から2020年には、次期型「パサート」も発表されるようだ。

フォルクスワーゲンは製品のライフサイクルを短くし、2019年から2021年にかけては集中的に新型モデルをリリースする予定であることを、最後にお伝えしておこう。その間には、毎年2モデルずつ新型車が発表されることになるそうだ。

By JOEL STOCKSDALE
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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