小型地盤調査車「miniGeo」。(画像:鹿島建設発表資料より)

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 鹿島建設は、従来のものよりも大幅に小型化された小型地盤調査車「miniGeo」を開発し、運用開始した。

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 同社の従来の地盤調査車としては「GEO-EXPLORER(ジオ・エクスプローラー)」が存在したが、miniGeoはジオ・エクスプローラーに比べて全長が半分以下、高さは約3分の2、重量は3分の1程度と、大幅な小型化に成功している。しかし、地盤支持層を正確に把握する機能はそのままであるという。同じ測量能力を維持したまま、狭小地や、不整地での運用にも耐えられるという形だ。

 基本的に、建造物を構築する際、軟弱な表層の地盤だけでは建物を保持し切れないため、硬質な支持層にまで杭を到達させることが必要になる。従って、高品質で合理的な建物設計・施工には、地盤の調査が必要不可欠である。

 そのための基本となるのはボーリング調査であり、これはもちろん現に広く行われているが、如何せんコストが高く、工期の問題もあって、自由に好きなだけ調査ができるというわけにはいかない。傾斜や起伏の大きい複雑な支持層を把握するのが難しいという問題もある。

 そこで、鹿島が開発したのが地盤調査車GEO-EXPLORERだったわけである。これは1994年に登場し、また2010年に新型へと改良された。250件ほどの実績を積んだうえで、さらなる新型として、小型車miniGeoの開発が行われたわけである。

 miniGeoは、回転打撃ドリルで地盤を削る際のエネルギーを地盤の硬さの指標とする、「MWD(Measurement While Drilling)検層方式」という独自技術を採用している。もともとジオ・エクスプローラーにあったのと同じものだが、これは一般的なボーリング調査と比べ、調査時間は実に10分の1で済むというものである。

 またminiGeoは、インターネットのクラウドサーバとのデータ連携なども実現している。