万雷の拍手を浴びながら復活の舞台を滑りきった山本草太(撮影・長久保 豊)

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 ◇フィギュアスケート全日本選手権第2日・男子SP(2017年12月22日 東京都調布市・武蔵野の森総合スポーツプラザ)

 山本草太(17=愛知みずほ大瑞穂高)は72・88点で8位だった。

 演技を終えると、深々とお辞儀して大歓声に応えた。「試合はやっぱり楽しいとあらためて感じた。最初から最後まで楽しく滑れた」と笑みを浮かべた。

 15年世界ジュニアで銅メダルを獲得した逸材だが、16年3月に右足首を骨折。3度の手術を経て、9月末の中部選手権で復帰した。SPもフリーもジャンプは全て1回転だったが、11月の西日本選手権に進んだ。同選手権では3回転ジャンプを跳び、5位で全日本の切符を獲得していた。

 この日のSPは復帰後初めて3―3回転の連続ジャンプ、3回転ループを着氷した。「恐怖心はあったけど、昔は簡単に跳べていた。こんなので失敗したら恥ずかしい」。意地が恐れを上回った。

 24日のフリーに向け「きょうみたいに最後まで楽しく滑りたい」と力を込める。平昌五輪争いとは無縁でも、自分との闘いには必ず勝利する。