講演で19年W杯への展望などを語ったラグビーイングランド代表ヘッドコーチのエディー・ジョーンズ氏

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 ラグビー日本代表前ヘッドコーチで現イングランド代表ヘッドコーチのエディー・ジョーンズ氏(57)が22日、神奈川県小田原市で講演会を行い、ホスト国として2019年のW杯に臨む古巣の日本代表に向けて「強化のためには自分たちのプレースタイルを守り、通用すると信じ続けることが必要」と説いた。

 日本は今年6月にW杯の1次リーグでも同組のアイルランドに2連敗。11月も世界ランキング3位(当時)のオーストラリアには大敗したが、今年最終戦となった同25日のフランス戦では23―23で引き分けた。強化の進捗は結果に現れつつあるが、ジョーンズ氏の後任のジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチが当初目指していたキックを多用するアタックシステムは未完成で、フランス戦ではジョーンズ氏が率いた時代に構築したボール保持に重点を置いた戦術に立ち返り、結果を残した一面がある。

 ジョーンズ氏はこの点について、「他の国のスタイルをコピーするのはダメ。(世界ランク1位の)ニュージーランドをコピーするのではなく、日本らしい独特なプレーを貫き、日本のスタイルを作らないといけない」と指摘。ジョセフ・ヘッドコーチの名前こそ挙げなかったものの、同氏の出身国を持ち出してチクリと刺した。

 世界ランク2位で自身の就任後は23戦22勝1敗と快進撃を続けるイングランドについては「19年のW杯では計7試合をすることになる」と遠回しに決勝に進むことを宣言。「みなさんもまずは日本を応援すると思うが、次にイングランドを応援してほしい」と聴衆に呼びかけた。