画像提供:マイナビニュース

写真拡大

日本野鳥の会のシマフクロウ保護の取り組みページより

富士通九州ネットワークテクノロジーズは、自然環境調査をおもな対象にAIを用いて録音音声から野鳥の鳴き声を認識するソフト「QSAS-Bird」の提供を開始した。対応OSはWindows 7(SP1) / Windows 8.1 / Windows 10、ファイル形式はMP3及びWAV形式。現在、絶滅危惧種のシマフクロウに対応するが随時、対象となる鳥種を増やしていく予定。

富士通と富士通九州ネットワークテクノロジーズは、2012年から絶滅危惧種であるシマフクロウの生息域調査を行う公益財団法人日本野鳥の会にシマフクロウの鳴き声を高精度で抽出するプログラムを提供しており、2017年2月には「日本自然保護大賞」(公益財団法人日本自然保護協会主催)の選考委員特別賞を受賞している。

自然環境における野鳥の調査には大きな負担がかかる。調査対象地でICレコーダーなどで録音すると野鳥の鳴き声を収められるが、ここからシマフクロウの有無を耳で聞いて確認するには3時間の録音データで1時間はかかるところ、同社提供のシステムでは2、3分程度と大きく効果を出している。ディープラーニングを活用したAI技術により精度を高めた「QSAS-Bird」は、ファイル/フォルダを選択し、認識結果の時系列、スペクトログラム(声紋)表示や再生機能を備えたソフトウェアとして提供される。個別のカスタマイズや製品を使った音声解析サービスも提供可能となる。