伊達公子さん、手術後初のTV生番組でグラフ戦を語る「日没の後、とても焦っているように見えた」

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12月22日、伊達公子さんがNHKの情報バラエティ番組『あさイチ』に出演。各界の第一線で活躍するゲストを招いてのトークコーナー『プレミアムトーク』で、中高生時代のエピソードから最近の様子まで、幅広い話題のトークを繰り広げた。

引退後に肩の手術を行ってからは初めての生出演、番組冒頭のあいさつで伊達さんは、腕を固定する医療用の装具代わりにクッションを抱えて登場。

トークではまず、引退会見で伊達さんが撮影したという報道陣の写真が登場し、「メディア嫌いだった」という若い頃から、最近は報道陣とも上手く付き合えるなったことなどが語られた。

約12年ぶりとなった37歳での現役復帰については「(前の現役時代と同じように)できるわけがない」と割り切った上でのことだったといい、指導者になるよりも、若い世代と同じコートに立つことで次世代に伝えられるものがあれば...という思いであったことも明らかに。

親友である元バドミントン選手の陣内貴美子さんから寄せられたコメント映像では、健康的な肌色のイメージの強い伊達さんが、実は色白であるという驚きの事実が。プレー中に撮影される報道写真は「鬼みたいな顔ばかり」で、女性としては複雑だ...と2人でよく話すなど、より親しみやすい一面がのぞいた。

トーク後半では、伝説と名高い1996年「ウィンブルドン」準決勝、シュテフィ・グラフ(ドイツ)との一戦も話題に。日没順延となったことに触れると、伊達さんは「(悪天候以外で)2日間にわたって試合をしたのは人生あれが最初で最後」「日没の後、グラフはとても焦っているように見えた」と振り返った。

名門・園田学園高等学校時代の恩師、故・光國彰監督の映像が登場すると、迫力のある関西弁での指導が「怖かったですよ〜。でも、その中に愛情がある」と懐かしむ伊達さん。高校3年間よりもその後を見据えた練習をさせるべく「(高校時代の試合では)勝たんでええ」と言われたのだという。

さらに監督の細やかな観察ぶりがうかがえる指導や試合観戦の記録ノートが登場すると、伊達さんは「初めて見ました」と恩師の秘めたる思いを知って目を潤ませた。

終盤は視聴者から寄せられたFAXに答えて、「緊張は悪いものじゃない、納得できるまで準備していれば」、「睡眠が一番。(伊達さんは)2日連続で9時間寝られれば劇的に回復する」、「今一番楽しいのは(自作している)ぬか漬け」など、伊達さんのさまざまな顔が垣間見えるひとときに。最後に今後のことを聞かれると「(テニス界の)環境整備をしたい」という力強いひとことで番組を締めくくった。

(テニスデイリー編集部)

※写真は9月7日の引退会見時の伊達公子さん
(Photo by Ken Ishii/Getty Images)