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メディウェルはこのほど、「常勤先での当直状況に関する医師へのアンケート調査」の結果を明らかにした。同調査は10月26日〜11月30日、医師1,649人を対象にインターネットで実施したもの。

当直の有無について尋ねたところ、73.2%が「ある」と回答した。月間での平均当直回数について聞くと、全体では2.5回で、当直ありの人だけで見ると、3.5回となった。当直回数の内訳では、当直0〜1回を除くと、2〜3回と4〜5回が多くなっている。当直7回以上の医師も6.7%見られた。

診療科別の平均当直回数を比較すると、救命救急科と産科・産婦人科が特に多かった。「当直ありのみ」の場合で見ると、当直回数が多い診療科は、順に産科・産婦人科(6.0回)、救命救急科(5.5回)、総合診療科(4.5回)、麻酔科(4.3回)、小児科および精神科(同率で3.9回)となっている。

当直回数が月7回以上の割合でも、救命救急科、産科・産婦人科、総合診療科が多い。その他では脳神経外科も当直回数が7回以上の割合が10%と他科に比べ多かった。一方、当直回数が少ない診療科は、眼科(2.2回)、腎臓内科(2.3回)、耳鼻咽喉科(2.6回)、整形外科(2.7回)だった。

当直業務を行っている医師に当直時の睡眠時間について尋ねたところ、「6〜7時間」(26.9%)、「5〜6時間」(22.2%)が多かったが、「4時間未満」という回答も約2割見られた。睡眠時間の平均は、4.9時間となっている。

当直前の勤務状況について聞くと、95.4%が「通常勤務」、当直後も82.5%が「通常勤務」と答えた。8割以上の勤務医は、「通常勤務・当直」と、32時間以上連続での勤務を続けていることがわかった。

当直明けでのヒヤリ・ハット経験の有無について聞くと、52.5%が「ある」と答えた。具体的な内容について尋ねると、「処方・投薬・オーダーミス」が最も多く、次いで「処置・手術中のミス」「眠気・居眠り」「患者間違え」「カルテなどの入力ミス」「診断・検査ミス」と続いた。

適切だと思う当直回数について尋ねたところ、回答者全体の平均は月2.2回だった。「0回」と答えた回答者を除くと月2.5回となっており、医師の実際の当直回数よりやや少ない状況だった。

勤め先での当直回数の軽減に向けた取り組み状況について聞くと、62.1%が「取り組み自体行われていない」と答えた。「取り組んでおり、効果を実感している」は14.4%に留まっている。

現在の労働環境に対する問題意識について尋ねると、「長期的には改善したい」が43.3%、「近い未来に改善したい」は36.5%で、8割近くが改善したいと考えていることがわかった。自由回答では、「当直明けの勤務の軽減」を挙げた人が587人と最も多くなっている。