【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は米NBCテレビが22日に報じたインタビュー映像で、2018年2月からの平昌冬季五輪・パラリンピックについて「トランプ米大統領から安全な開催に最善を尽くして協力すると約束された。さらには米国が平昌五輪の安全に責任を持つという確約も受けた」と述べた。

 五輪放送権を持つNBCは19日に韓国で文大統領へのインタビューを行い、その一部を20日までに報道。22日、未公開分を含めたインタビュー内容全体を公開した。

 文大統領は、平昌五輪参加を巡り北朝鮮との対話や協議があったかとの問いに、国際オリンピック委員会(IOC)や国際パラリンピック委員会(IPC)が参加に向け対話や説得の努力をしていると述べ、「IOCとIPCは北が五輪に参加する可能性があると信じている」と説明した。ただ、過去の例に照らすと北朝鮮が五輪への参加意志を表明するのは大会直前になるだろうとし、「韓国も忍耐強く待つ」と述べた。

 北朝鮮が平昌五輪を妨害するかどうかについては、「その可能性があるとは思わない」と述べた。

 平昌五輪の安全な開催に向けどのような措置を取っているかと問われると、「まず、国連で過去最も多くの国が共同提案した五輪期間中の停戦を求める決議が採択され、韓国と米国は安全な五輪を目指し緊密に協力することにした」と説明した。

 また「トランプ大統領は(五輪に)本人が出席できない場合は高官代表団を送ることを決めている。中国も習近平国家主席の出席を真剣に検討することにしており、本人が来られない場合はやはり高官代表団を送ると約束した」と強調した。30カ国ほどの首脳または首脳クラスが平昌五輪への出席を約束しているとし、「こうした国際的な状況が平昌五輪の安全な開催を保証していると信じる」と述べた。

 NBCの聞き手が「それでも五輪の安全を懸念する声が消えていない」と指摘すると、文大統領は、韓国はテロの危険性が少ないとした上で「唯一の不安が南北関係によるものだが、南北関係の不安への対策は十分設けられている」と答えた。その上で「韓国の大統領として、五輪の安全性については少しも心配する必要がないと自信を持って言える」と言葉に力を込めた。

 平昌五輪を通じて世界に伝えたいメッセージを問われると、「唯一の分断国で、軍事境界線からそう遠くない場所で五輪が開かれる。平昌五輪を通じ朝鮮半島の平和に対する韓国国民の強い熱望を世界の人々に伝えたい」と述べた。