フランス・パリで開かれた起業家らを対象にしたイベントで登壇した米グーグルの親会社アルファベットのエリック・シュミット会長(2017年6月15日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

写真拡大

【AFP=時事】米グーグル(Google)の親会社アルファベット(Alphabet)は21日、エリック・シュミット(Eric Schmidt)会長が退任すると発表した。シュミット氏は同社の役員としてとどまりテクニカルアドバイザーに就任する。

 同氏はアルファベットが発表した声明の中で、「近年私は科学技術の問題や慈善活動に多くの時間を費やしてきた。今後はそれらの活動を広げていくつもりだ」と述べた。アルファベットによると、シュミット氏は来月の定例役員会をもって会長職を退くという。

 グーグルの共同創業者ラリー・ペイジ(Larry Page)氏とセルゲイ・ブリン(Sergey Brin)氏は2001年、実業家として実績があり、優れたソフトウエア技術者でもあったシュミット氏を同社に迎えた。

 グーグルは2015年、検索などの部門を子会社として傘下に置くアルファベットの設立を発表。ペイジ氏が最高経営責任者(CEO)に就任し、グーグルの会長だったシュミット氏が会長に就任した。

 米経済誌フォーブス(Forbes)のリアルタイム長者番付によると、21日現在でシュミット氏の資産は138億ドル(約1兆5600億円)。そのほとんどがアルファベットの株式だ。バラク・オバマ(Barack Obama)前米大統領が当選した2008年の大統領選ではオバマ陣営の献金者や顧問に名を連ねた。

 慈善活動では、気候変動対策や環境保護などのため妻と共にシュミット・ファミリー財団(Schmidt Family Foundation)を設立した。インターネット上での通信の傍受や自由なデータの流れを妨げる動きに懸念を表明するなど、テクノロジーに関する発言でも知られている。
【翻訳編集】AFPBB News