(写真=2018年平昌五輪公式HPより)

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2020東京五輪・パラリンピック組織委員会は12月20日、開閉会式の演出を手掛ける「4式典総合プランニングチーム」を立ち上げ、山崎貴監督、音楽家の椎名林檎ら8人のメンバーを決めた。

8人が中心となって五輪とパラリンピックの計4式典を「起承転結」のストーリーでまとめ、来夏には各式典の監督を選任するという。

東京五輪の準備は着実に進んでいるようだが、開催まであと50日を切った平昌五輪はどうだろうか。

実は、平昌五輪の開閉会式の演出をめぐっては、選任と辞任を繰り返すドタバタ劇があった。

共通した辞任の理由

平昌五輪組織委員会は2015年7月、開閉会式の総監督にソン・スンファン氏を選任。

10月には彼と共に式典を率いる演出家としてミュージカル音楽監督パク・カリン氏が選任された。

パク氏は2014年仁川アジア大会で開閉会式の総監督を務め、平昌五輪の広報大使にも任命されるほど高い知名度を誇る人物。ところが、「総監督の意見を無視した選任」という理由で、たった3カ月で辞任することになる。

そして2016年1月、パク氏を引き継ぎ有名デザイナーのチョン・グホ氏が選出されたが、彼もまた同年8月に電撃辞任する。

理由は「総監督との不仲」と「契約過程での不当待遇」。彼は辞任に伴って自身が出したアイデアを一切使わないことを要求し、開閉会式の準備に危機が訪れた。

それから4カ月ほど演出家の不在が続いたが、2017年1月にソウル芸術大学教授ヤン・ジョンウン氏が選任される。

平昌組織委員会関係者によると「彼はソン総監督の推薦なので、これまでとは違って意思疎通に問題ないはず」とのこと。その言葉通り、演出をめぐるドタバタは開催まで約1年となったときにようやく落ち着いた。

「総監督とは息ぴったり」

韓国メディア『スポーツソウル』が6月に行ったヤン氏のインタビューによると、平昌五輪開閉会式の予算は528億(52億8000万円)だという。3万5000人を収容できる開閉会場に70メートルの円形ステージを設置し、既存のオリンピックとは一味違う雰囲気を出すつもりだとか。

開閉会式のテーマはそれぞれ「Peace in Motion」と「Next Wave」。冬季五輪だけに、冬を意識した“大人の童話”を繰り広げる予定らしい。

気になるチームワークについては、「ソン総監督の存在が大きな力になる。総監督と副監督、私の3人は縁が深く、息がぴったり合う」と語っていた。

また、平昌五輪に対する関心の薄さも指摘。「文在寅政権最初のビッグイベントだ。文大統領も、各自治体が力を合わせ、開催を成功させるようにと言っている。国民の愛と関心があってこそ盛り上がるイベントなので、そういう雰囲気が1日も早く作られると嬉しい」と言っている。

来年2月9日開幕が迫る平昌五輪。選手たちの試合はもちろんのこと、開閉会式の出来栄えも気になるところだ。

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(文=李 ハナ)