〈定食のススメ〉究極のダブル炭水化物!さつきの「カレー焼うどん」定食で二毛食

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手軽で美味しくて、栄養バランスもしっかりおさえられる定食は、独身サラリーマン&ウーマンの強い味方。今回は珍しい看板メニューが人気の「さつき」。西武新宿駅と大久保駅の間、小滝橋通り沿いにある創業46年の老舗だ。

定食王が今日も行く!


うどんなのにご飯も投入!?絶品の元祖カレー焼うどん


 

小滝橋通りで46年間

100種類のメニューに心躍る!

今日は何食べたい? 定食屋の楽しいところは、魚でも肉でも、揚げ物でも、あったかい豚汁でも、その日の気分に合わせて、食べたいものが選べるところだ。老舗の食堂に行くほどそのメニュー数は多く、40〜50種類ある店もざらだ。仕入れや仕込みを考えれば、気が遠くなるような話だ。そんな中、100種類近いメニューを揃えるお食事処が小滝橋通りにある「さつき」だ。創業46年、まわりには蒙古タンメン中本をはじめ、人気ラーメン店やチェーン系の外食店などが並ぶ。

店内に入ると壁中にメニューが張り巡らされている。肉、魚、野菜炒め、鉄板焼きなどの定食メニューだけでなく、カレーでも4種類、親子丼、カツ丼などの丼ものも。たぬきそば、肉そば、うどん、焼うどんなど、本当に幅が広く、懐が深い。もともとは立ち食い蕎麦屋として開店したが、30年ほど前に今の建物になり食堂として愛されてきた。

やみつきになる香ばしい「カレー焼うどん」

最後は、ご飯で炒めカレーライスに!

炭水化物抜きダイエットや、ローカーボダイエットが流行してから、炭水化物は世の中の敵のような扱われ方をしている。私自身は幼少期を東海、関西で過ごしたため、お好み焼きにご飯、味噌煮込みうどんやきしめんにご飯など、麺類と白飯という組み合わせには、まったく抵抗がない。むしろ好物だ。

そんな自分の心をがっつり掴んだのは、店前にも「元祖」の旗を掲げている「カレー焼うどん」だ!

うどん玉に、豚肉、キャベツ、玉ねぎ、にんじん、ピーマンを炒めた焼うどんに、カレールーを加えて、さらに炒めたと思われる。トッピングには目玉焼きをチョイス! そして小ライス! サラダを選ぶこともできる。

1日寝かせたような香ばしく深みのあるカレールーに、玉葱やキャベツの甘味や食感が際立ち美味い! 上にのせた目玉焼きをかき混ぜながら、まずはうどんを食べ進める! 意外とするすると食べ終えてしまう。

そして、もちろんご飯を投入! 混ぜることでカレー混ぜご飯として楽しめる二毛作ならぬ、二毛食だ。具材やカレールーを炒めているので、焦がしたような香ばしさや、野菜のシャキシャキ感があり、ただのカレーライスとはまったく別物だ。早稲田「夢民」の炒カリーなどに近く、とても食べ応えがある。ぜひ、この後半戦のためにも具材を残しておくことをおすすめする。

食べ応えもたっぷり!

心もお腹も癒やす、名物のコーン豚汁

この店のもうひとつの名物は、テレビ番組「どっちの料理ショー」に登場したという魅惑の豚汁だ。しゃけ・豚汁定食は定食の基本を組み合わせた、心温まるコンビネーションだ。豚肉、人参、里芋、大根、こんにゃくに加え、コーンが入った具だくさんの豚汁は、コーンの甘さがアクセントになって、使っている味噌は独自に調合したもの。食べ応えのある豚汁なので、メインをもっと楽しみたい方は小(350円)があり、サイズの変更も可能だ。

この店でも最後におすすめしたいのは「カレイの煮付け」定食だ。一人暮らしだとなかなか食べる機会のない一品だ。甘辛い味付けながら濃厚過ぎず上品な後味で、実家にいるような、やさしい気持ちになれるザ・家庭料理だ。

ランチだと、小鉢が3品選んで食べられるという、うれしいオプションもある。切り干し大根や高野豆腐など、早いもの勝ちなので遅い時間に行くと、かなりの確率で品切れしてしまっているほどの人気だ。

いつ訪れても迷ってしまう100種類近いメニューと、名物の豚汁にカレー焼うどん。近所にあったら毎日通いたくなる。近所になくても、また訪れたくなる、中毒性の高い一軒だ。寒い冬だからこそ、あったかい料理と実家のような温もりにふれてみてはいかがだろうか。