BTS (防弾少年団)、全世界で熱狂を生む理由は? ラップスキルとファンとの“近しさ”に注目

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 本日12月22日、BTS (防弾少年団)が『ミュージックステーション スーパーライブ2017』(テレビ朝日系)に初出演。先日リリースしたシングル『MIC Drop/DNA/Crystal Snow』より、「DNA -Japanese ver.-」を披露する。

 BTSにとって、2017年は大きく飛躍した一年だった。2月から始まったワールドツアー『2017 BTS LIVE TRILOGY EPISODE THE WINGS TOUR』では、北米・南米・アジアをまわり、特に南米のチリとブラジルの空港には多くの現地ファンが集まり、BTS到着の様子がマスメディアで大きく取り上げられたという。また、5月には『ビルボード・ミュージック・アワード』で、SNS上の波及力と影響力を測定して授与する「トップ・ソーシャル・アーティスト」賞を受賞。さらにアメリカの『TIME』誌が選ぶ「インターネット上で最も影響力のある25人」に選ばれるなど、SNS/インターネットというボーダレスにつながることが可能な場をきっかけに、BTSは確実にその存在感を増してきている。

 そんなBTSが、『アメリカン・ミュージック・アワード』(以下、AMAs)に招待され、パフォーマンスを行ったのが11月のことだ。AMAsはアメリカで行われる3大音楽授賞式のひとつで、BTSはダイアナ・ロス、セレーナ・ゴメス、ZEDDなどと共演。ビルボードのHot 100にて67位にランクインした「DNA」を披露した。世界中のセレブが集まった会場は大熱狂、レッドカーペットでは複数のメディアが取材に殺到したという。

 今、BTSは新しいスタイルを持ったヒップホップグループとして世界中で認知され始めている。

 BTSの中でラップを担当するのは、RM(今年11月にラップモンスターから改名)、SUGA、J-HOPE、JUNG KOOKの4人。特にリーダーのRMと、楽曲の作詞作曲にも関わるSUGA(Agust D)は、ソロ名義で10曲以上のミックステープも発表しており、高いラップスキルを持ち合わせている。そんなBTSは、今年5月には、ジャスティン・ビーバーらが所属するヒップホップの名門レーベル<Def Jam Recordings>に移籍。11月には世界的なDJであるスティーヴ・アオキとコラボし、ブルックリン出身のラッパー・デザイナーをフィーチャリングした「MIC Drop (feat. Desiigner) [Steve Aoki Remix]」を発表するなど、国を超えたビッグネーム同士のコラボレーションは、大きな注目を集めている。

 そんな本格派なヒップホップグループとしての顔を持ちながら、ファンとの近しいコミュニケーションを大切にするのも、BTSがこれほどの支持を得ている理由のひとつだろう。

 今夜Mステで披露する「DNA -Japanese ver.-」は、RMとSUGAも作詞作曲に携わっており、ファン参加型の楽曲だ。エレクトロポップをベースに、冒頭では口笛とアコースティックギターのサウンドが印象的にループし、一気にその曲の世界に引き込まれる。その他にも、ラップパートで2人の声が重なり合ったり、また振り付けにおいても手をつなぐシーンが多く見られたりと、様々な形で“DNA”が表現されている。BTSの楽曲やそのMVには、一筋縄にはいかないたくさんの工夫が施されている。だからこそ、聴くたびに新たな発見があり何度でも楽しむことができるのだ。

 「DNA」は、ライブではサビ部分で、メンバーのボーカルにファンが掛け声をつけるのが恒例となっている。Mステでは、BTSとファンとの間にどんなコミュニケーションが見られるのだろうか。その他にも、7人のキレのある体の動きや、一糸乱れぬフォーメーションの美しさ、そして軽快かつメロディアスなラップパートと、伸びやかなボーカルと、見どころたっぷりのパフォーマンス。日本のお茶の間にどうような反響を生むのか。その行く末が楽しみだ。(文=若田悠希)