オーストラリアのメルボルンで、南半球で初となるApple Storeの旗艦店の出店計画が波紋を呼んでいます。開店予定地である市民の憩いの場であるフェデレーションスクエアに商業施設が設置されることへの疑問の声が上がっています。

メルボルン市に南半球初のApple Store旗艦店を開設へ

オーストラリアのビクトリア州政府は先日、メルボルン市の中心部にあるフェデレーションスクエアを再開発し、南半球で初となるApple Storeの旗艦店を2020年に開店させる計画を発表しました。
 
メルボルン市内の1ブロック全体を占めるフェデレーションスクエアは、年間2,000件以上のイベントが開催される市民の憩いの場であり、観光客にも人気のスポットとして知られています。
 
米サンフランシスコのユニオンスクエアをはじめ世界に6店舗しかなく、開店すれば南半球で初となるApple Store旗艦店は、フェデレーションスクエアの新たなランドマークとして期待されています。

公共の場所への大型店舗設置に市民から反対の声

Apple Storeは、前衛的なデザインのために賛否が分かれる建物を取り壊して設置されることになりますが、この計画に対して市民たちから反対の声が上がっています。
 

Apple Store建設予定地の建物


 

Apple Store開店後の予想CG

 
メルボルン市の芸術文化財委員会の議長であるローラン・レパート氏は、公共のスペースを再開発する計画が承認されるプロセスで市民の声が聞かれていないことへの不信感を語っています。
 


 

このほか、「私はAppleのファンだし、メルボルンもフェデレーションスクエアも大好きだ。しかし、公共の場の間違った使い方にはショックを受けた」といったツイートもあります。
 

 
Appleにとっては、Apple Store開店計画が思いがけない波紋を呼ぶことになってしまいました。今後、開店計画の見直しに発展する可能性も考えられます。

 
 
Source:BusinessInsider
Photo:Architecture&Design
(hato)