21日、中国中央テレビは、日本がイージス・アショアを導入する意図について分析する記事を掲載した。資料写真。

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2017年12月21日、中国中央テレビは、日本がイージス・アショアを導入する意図について分析する記事を掲載した。

記事は、日本政府が陸上版イージスといわれる「イージス・アショア」の導入を決めたことで、日本列島全体を防御できるようになると紹介。急に導入を決めたかのような印象があるものの、実際のところ日本政府は急きょ決めたわけではなく、導入に向けて準備してきたと伝えた。

では、なぜ日本はイージス・アショアの導入にこだわるのか。記事は、「日本政府は海上自衛隊の任務の負担を軽減させるためとしているが、日本の真の意図はそんなに簡単なものではない」と主張した。

現在のところ、イージス・アショアは秋田県と山口県に配備する予定で、地理的な観点からすると「朝鮮半島での有事に備える」ように見えると記事は指摘。しかし、軍事専門家の宋暁軍(ソン・シャオジュン)氏は、「政治的な意味が大きい」と指摘する。宋氏は「まず、アジア地域における軍備競争をあおることになる。ロシアはイージス・アショアの配備は中距離核戦力全廃条約に違反すると考えている。また、このシステムは攻撃性の武器を発射することができ、日本の平和憲法に違反する」としている。

さらに記事は、イージス・アショアの配備には日本の野党や世論からも「憲法九条に違反する」と反対の声が出ていると指摘。中国外交部が「歴史的原因から、アジア近隣諸国と国際社会は軍事・安全保障面で日本の動向を強く注視し続けている」とし、日本側に慎重に行動することを求めたと伝えている。(翻訳・編集/山中)