京江線の開通式であいさつする李洛淵(イ・ナクヨン)首相=21日、江陵(聯合ニュース)

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【春川聯合ニュース】韓国北東部・江原道の原州と江陵が複線でつながれ、高速鉄道(KTX)京江線(ソウル―江陵)が21日に開通したことで、江原道発展の大動脈となる「オリンピックロード」がついに完成した。

 ソウルと五輪会場がある江陵を1時間58分で結ぶ京江線の開通により、五輪会場へのアクセスルートはソウル―襄陽高速道路、広州―原州第2嶺東高速道路、嶺東高速道路と合わせて計四つとなる。

 平昌冬季五輪の選手団や観客だけでなく、各種物流の輸送も画期的に改善される。

 2012年6月の着工から5年半で開通した京江線KTXには、3兆7614億ウォン(約4000億円)の事業費が投じられた。平均時速220キロ、最高時速250キロで、平昌五輪の開催中には、仁川国際空港駅と江陵駅を2時間12分でつなぐ。

 五輪開催期間の来年2月、江陵行きは増便され、運行回数は仁川空港駅発が16本、ソウル駅発が10本、ソウル・清凉里駅発が10本、ソウル・上鳳駅発が15本の計51本となる。

 五輪の事前輸送期間の来年1月26日から同31日までと、パラリンピック開催期間の3月1日から同22日も仁川空港駅発のKTXが一部運行される。

 1日平均の利用客は通常が1万8655人、五輪期間は3万人と予想される。ピーク時は3万8391人の乗車が可能だという。