12月16日放送の『TENGA茶屋』(FM大阪)にて、お笑い芸人のケンドーコバヤシが、「オナニー国勢調査」の結果について憤りを露わにしていた。

 株式会社TENGAヘルスケアが行った、「全国男性自慰行為調査2017」(通称「オナニー国勢調査」)は、数千人以上の男性から、さまざまな項目について、詳細なアンケートを実施したもの。

 このデータのなかで、「普段マスターベーション時に見るものランキング」1位が「実写アダルト動画(無料)」だったことについて、ケンコバが激怒したのだ。

「これはショックやわ、おれは。『いまこそ日本死ね』と言いたい。おれがいちばんあかんて言ってるるヤツ、ぶっちぎりの1位やん!」

 アダルトコンテンツを愛し、DVDを物色している様子を週刊誌に報道されたこともあるケンコバ。アダルト動画を無料で視聴する人の激増によって、アダルトコンテンツメーカーが苦境に陥っていることについて、憤りを感じているのだ。

「無料ですって。無料のアダルト動画、これはホンマあかんぞ! こんなことしてたら、お前らの大好きな可愛い女の子たちが、この商売を選ばんようになるぞ! テロより先にこっちを撲滅しろ! 買え!」

 メーカーだけでなく、関連業者への配慮も熱弁する。

「DVDの原材料つくってる会社、プレスしてる会社、装丁してる会社もあんねん! 全員、おまんま食い上げや!」

 ふだんはクールなケンコバが、珍しく声を荒らげているところから、気持ちの強さが感じ取れる。

 さらに、コンビニエンスストアから、18禁の雑誌がなくなることについても言及していた。

「コンビニから撤去の動きでしょ? 幸い、おれはコンビニのエロ本とアダルトマンガに興味がなかったけど。終わりの始まりやぞ、あの政策は。2度とコンビニエンスストアを名乗るなよ!

 代わりに、そういう店つくったんなら、撤去してええわ。18歳以下立入禁止の店をしっかり作って、撤去しなさいよ。本の装丁に関わってる人も、印刷所の人もいるんだよ!」

「腹立つやろ?」とケンコバから質問された共演のAV女優・紗倉まなも「よくぞ言ってくださったな、という感じはありました」と同調。

 ケンコバの言うとおり、エロコンテンツ産業が衰退してしまえば、無料動画を楽しんでいる層すらも困ってしまう事態が訪れかねないのだ。