気づけばもう年の瀬。クリスマスがすんだら、あっという間に新年の準備も始まります。お正月の準備で大きなウェイトを占めるのは、やはりおせち料理ですが、大変なわりに家族ウケしづらいという悩みも。とくに日もちすることもあって、最後まで残りがちなメニューといえば、「田づくり」ではないでしょうか。カタクチイワシを田んぼの肥料にしたところ、豊作だったことから、五穀豊穣を表すといわれている田づくり。縁起物ではありますが、甘辛くて苦く、ボリューム感にも乏しいので、大人になっても苦手という人も多いかもしれません。

そこで料理研究家の小林まさみさんが提案するのは、アレンジ田づくり。「定番の味で食べにくいなら、子どもも喜んで食べるキャラメル味の田づくりがおすすめ」といいます。おやつ感覚でパクパク食べられるという「キャラメルナッツ田づくり」のレシピを教えてもらいました。


甘じょっぱさがたまらない!キャラメルナッツの田づくり

ほろ苦い甘さがあとをひくおいしさです。●キャラメルナッツ田づくり

【材料(4人分)】
ゴマメ…20g
クルミ(無塩)…50g
A[砂糖…大さじ4 水…大さじ1と1/2]
B[バター…大さじ1 生クリーム…大さじ1]

【つくり方】
(1) フライパンにクルミを入れて弱めの中火にかけ、2〜3分からいりして取り出す。

(2) (1)のフライパンにゴマメを入れて弱めの中火にかけ、5〜6分からいりする。1尾取り出して冷まし、半分にポキッと折れたら全部取り出す。

(3) フライパンをきれいにし、Aを入れて強火にかけ、ときどき揺すりながら煮つめ、とろっとして泡が小さくなったら1、2を加える。中火にし、砂糖が溶けてキツネ色になるまでいる。

(4) 火を止めてBを加えて混ぜ、クッキングシートに取り出し、広げて冷ます。●実際につくってみました!

今回はクルミではなく、家にあったミックスナッツで代用。


つくるときのコツは、キャラメルにゴマメとナッツをからめるときに、箸でかき混ぜずに、鍋を揺らしてからめること。こうすると、ゴマメが折れずにきれいに仕上がります。


いざ試食してみると、これがとても美味! 多少カロリーは気になるものの、小魚とナッツの組み合わせはカルシウムもとれてヘルシーです。「キャラメル味のほんのりミルキーな魚」というと想像しにくいかもしれませんが、これが意外とハマる味で、食べ出したら止まらない、不思議な魅力のある味でした!「ゴマメはだいたい1袋40g程度入っているので、いつものしょうゆ味を半分、残りをキャラメル味にしてつくるのも、飽きずに食べきれるのでおすすめですよ。フライパンひとつでできるから手間なしで簡単」と教えてくれた小林さん。おせちの違う楽しみ方を発見できました。

小林まさみさんの著書『1日で簡単、きちんと!おせち&おもてなしごはん』には、ほかにもおせちのおいしいアレンジレシピが紹介されています。オーソドックスな田づくりのレシピも、もちろん掲載。気になったら、ぜひこちらもチェックしてみてください。

●教えてくれた人
【小林まさみさん】
身近な食材で、だれにでもつくりやすいレシピが評判。著書に『1日で簡単、きちんと!おせち&おもてなしごはん』(扶桑社刊)などがある

<取材・文/ESSE編集部>