ドナルド・フェイゲン、故ウォルター・ベッカーの晩年やスティーリー・ダンの今後について語る

写真拡大

 スティーリー・ダンのドナルド・フェイゲンが、故ウォルター・ベッカーが9月に死去してから初の踏み込んだインタビューに応じた。

 ローリング・ストーン誌のポッドキャスト『ミュージック・ナウ』で彼は、創立メンバーでギタリストだった盟友ベッカーの晩年の様子を明かしている。フェイゲンはスティーリー・ダンの新作を作りたかったが、ベッカーはあまり興味を示さなかったそうで、「ウォルターは健康問題を抱えていて、特に2011年から12年頃からはあまりにも長く闘病したからか、ちょっと性格まで変わってしまったようだった。以前よりずっと人と交わらなくなり、スティーリー・ダンのレコードを作ることへの興味を失ってしまったみたいだった」と彼は話している。

 「自分たちが以前に作った作品と同じ基準のアルバムを作ることへの不安もあったかもしれない」とフェイゲンはいう。「それが少し怖かったのかもしれないし、活力がなかったのかもしれない。何かやってみないか、って時折聞いたけれど、大抵は“うん、いいよ”って言うけどそのまま連絡がない、みたいな感じだったから、情熱を少し失ってしまっていたのは明白だった」とベッカーの晩年の印象を語っている。

 ベッカーが亡くなってからもフェイゲンはバンドと共に“スティーリー・ダン”としてツアーを続けているが、このまま継続するつもりはないという。「実際は、“ドナルド・フェイゲン&ザ・スティーリー・ダン・バンド”みたいな名前にしたいんだよ」と彼は明かし、プロモーターに商業的な理由からスティーリー・ダンとしてやるよう要求されていると説明した。「まだ協議中なんだ。僕にとってのスティーリー・ダンは自分とウォルターなんだよね、正直なところ。僕たちが一緒に考え出したものだったから」と語っている。


◎インタビュー音源
https://goo.gl/Fvgs2r