八角理事長に厳しい視線を送る貴乃花親方(前列右から2人目)=国技館アリーナ(撮影・園田高夫)

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 大相撲の元横綱日馬富士が幕内貴ノ岩(27)=貴乃花=を暴行した問題を受け、日本相撲協会は21日、東京・両国国技館で「暴力問題の再発防止について」と題した研修会を行った。親方、力士に加え、行司、呼び出しら全協会員が参加した。

 冒頭で評議員会議長の池坊保子氏があいさつ。「ちょっとした気の緩みが大変なことになっている。多くの方が不幸な目にあってしまう。これを大切な教訓として前に進んで欲しい」と訴えた。最後は八角理事長(元横綱北勝海)が訓示し約1時間の会は終わった。

 前日、横綱白鵬(32)=宮城野=、鶴竜(32)=井筒=は事件の酒席に同席しながら暴行を止めなかった責任を問われ減給処分が課された。帰り際、白鵬は「あとは頑張っていくだけ」などと話した。鶴竜は無言だった。

 会には貴ノ岩の師匠・貴乃花親方(44)=元横綱=も参加したが、会終了後は沈黙したまま帰りの車に乗り込んだ。暴行問題では巡業部長として協会への報告を怠ったことなどで責任を問われている。危機管理委員会の聴取を受け、28日の理事会で処分が決まる見込み。