20日、韓国観光公社が最近発表した韓国人の海外旅行に関する統計で、韓国人のベトナム人気が急上昇していることが分かった。写真はベトナム・ダナン。

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2017年12月20日、韓国観光公社が最近発表した韓国人の海外旅行に関する統計で、韓国人のベトナム人気が急上昇していることが分かった。ベトナムを訪れる韓国人客は過去3年連続で毎年40%近く増加しており、一番人気の日本には及ばないものの、16年にはフィリピンとタイを抜いて最も多く訪れる東南アジアの国となっている。韓国・京郷新聞が報じた。

観光公社の統計によると、直近3年間の韓国人の行き先別の出国人数増加率(各前年比)は、日本が15年45.3%、16年27.2%、17年(11月末まで)40.0%なのに対し、ベトナムは15年38.3%、16年34.0%、17年(同)36.4%だ。今年は11月末までに171万4000人余りがベトナムに向かっており、東南アジアで人気だったフィリピン・タイを再び抜くことはほぼ確実だ。

韓国人のベトナム人気の理由として挙げられているのが、温暖な気候と手頃な物価だ。これに加え、ダナンやホイアンなどにリゾート施設やホテルが整い、格安航空の新規路線が就航するなど観光インフラも拡大。またテロや事件・事故といった「悪材料」がなかったことも、安全な旅行地を希望する韓国人観光客を呼び込んだ理由と記事は分析する。さらに、フォーなどベトナム料理が韓国でもすでに大衆化されていることも親近感を与えたとされ、今年は韓国のバラエティー番組でベトナム旅行が多数紹介されたという。

旅行業界の関係者も、高高度防衛ミサイル(THAAD)配備問題の影響で減っていた中国への旅行者が再び増加し東南アジア旅行の需要が相対的に減る可能性があるとしながらも、「ベトナム自体の魅力がかなり上昇していることから、しばらくは人気が続くものとみている」と話した。

韓国のネットユーザーからは「日本ではなくベトナムに行こう」「中国ではなくベトナムに行こう」「ベトナムはかなりお薦めだよ。韓国人によくしてくれる」「食べ物もおいしいし、見どころもいろいろある。ベストな旅行地だと思う」「今後、ベトナムはどの国よりも韓国にとって重要な国になるだろう」など「ベトナム愛」を訴えるコメントが多く寄せられている。

また、韓国のベトナム戦争派兵の過去に言及し「韓国人は50年前、虐殺などベトナムで非道な行為をたくさんした。だから和解を請う意味でも日本よりベトナムに行こう」「韓国はベトナムに永遠に返せない借金を負っている。犠牲になった遺族らに心から謝罪して十分に補償すべき」との声も上がった。

さらに、海外でたびたび問題になる韓国人の観光マナーを挙げ「ベトナムや東南アジアではマナーをしっかり守って。先進国では気を付けるくせに、途上国では態度が悪いというのは見苦しい」との指摘も出た。(翻訳・編集/松村)