ドナルド・フェイゲン、ウォルター・ベッカーと過ごした最後の時間を語る

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ドナルド・フェイゲンが、スティーリー・ダンのバンド・メイト、ウォルター・ベッカーが今年9月に亡くなって以来初めて本格的なインタビューに応え、ウォルターと過ごした最後の時間について語った。

◆スティーリー・ダン画像

亡くなるひと月ほど前にベッカーに会えたというフェイゲンは、『Rolling Stone Music Now』ポッドキャストのインタビューでこう明かした。「彼の具合が本当に悪いって聞いたとき、僕はツアー中で、確かカンザスにいたんだ。飛んで帰ったよ。一日休みを取った。彼はNYのアパートメントにいた。行って本当に良かった。彼が苦しんでいるのが見て取れた。ベッドの横に椅子を置いたとき、彼は僕の手をつかんだ。そんなこと、彼はそれまでしたことなかったよ。そして、僕らは素晴らしい会話を交わした。彼は、ハード・バップを聴いていた。奥さんがデクスター・ゴードンのレコードをかけていた。彼はすごく弱っていたけど、それでもまだ面白かった。あの時間を持てたことを僕は本当に嬉しく思っている」

ベッカーが亡くなったいま、フェイゲンはスティーリー・ダンではなく「ドナルド・フェイゲン&ザ・スティーリー・ダン・バンドとかなんとか呼ぶほうがいい」と考えているが、プロモーターから商業的な理由によりスティーリー・ダン名義にするよう言われているそうだ。「議論の真っ最中だよ。僕にしてみれば、スティーリー・ダンは僕とウォルターだ。僕らが共有するコンセプトのようなものだった」

ウォルターは9月3日、食道がんにより死去。奥さんによると、進行が早く、診断からわずか4ヶ月未満のことだったという。

Ako Suzuki