20日、国際オリンピック委員会(IOC)関係者が平昌五輪の通信・放送中継ネットワークを担う韓国最大の通信会社KTを訪問、同社の迅速なネットワーク障害対応に感嘆したと、韓国・イーデイリーが伝えた。写真はリオデジャネイロ五輪と平昌五輪のマスコット。

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2017年12月20日、平昌(ピョンチャン)冬季五輪開幕を目前に控え、国際オリンピック委員会(IOC)関係者が同大会の通信・放送中継ネットワークを担う韓国最大の通信会社KTを訪問、同社の迅速なネットワーク障害対応に感嘆したと、韓国・イーデイリーが伝えた。

記事によると、KTは五輪を前に1万1000キロを超えるネットワークを構築したほか、完璧なサービス提供のために1000人以上の専門家を投入し準備に当たってきたという。平昌では、五輪初となる「NB−IoT」(狭帯域モノのインターネット)技術を活用したネットワーク障害・緊急出動サービスに加え、人工知能(AI)によるネットワーク管制を実施する計画だ。

IOC関係者らは通常、五輪開催の1年前から開催地のネットワークチェックを行うというが、今回も今年4月までに24のネットワーク関連テストを行っていた。また11月に入るとIOC関係者が平昌を訪れ1週間にわたって障害時の復旧テストなどを実施したという。このテストでKTは、NB−IoTネットワークを利用し870人に達するネットワーク修復担当者を事故現場に直ちに投入し、15分台のタイムでネットワーク修復を完了した。IOCが目安とする障害修復時間が30分のところ、およそ半分の時間での完了に、IOC関係者らは驚きを隠せなかったという。

平昌五輪推進団のイ・ジョンデ常務は、「これ(NB−IoTネットワーク技術)を利用すれば運営要員がどこにいるのか位置追跡が可能となり、最も近くにいる運営要員にネットワーク障害を通知し、緊急出動することができる」と説明。「IOCの規定は30分だが15分で修復したため、事前に示し合わせていたのではないか、テストの内容が事前流出していたのではないかという誤解も受けた」と語った。

この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「自慢できるね」「KT、すごいな」「やっぱり通信はKT」など、今回のテストで好成績を収めたKTに好意的な意見が寄せられた。

また、「やはり事前にテスト内容が漏れていたのでは?」「障害修復のスピードが速くても、障害の原因追求はできるのか?」など、テスト内容に疑問の声もみられた。

その他、「五輪には関心がないからどうでもいい」「テストと実際は違うぞ」などするコメントもあった。(翻訳・編集/三田)