20日、澎湃新聞は、日本で起きた中国人留学生殺人事件の被告に言い渡された懲役20年の判決に対し、被害者の母親が「日本の法律に失望した」と語ったことを伝えた。写真は江歌さんの母親。

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2017年12月20日、澎湃新聞は、日本で起きた中国人留学生殺人事件の被告に言い渡された懲役20年の判決に対し、被害者の母親が「日本の法律に失望した」と語ったことを伝えた。

昨年11月3日、東京都中野区のアパート前で中国籍の女子大学院生・江歌(ジアン・ガー)さんが中国籍の陳世峰(チェン・シーフォン)被告に刃物で刺されて死亡し、陳被告は殺人と脅迫の容疑で逮捕、起訴された。東京地裁は20日、陳被告に検察の求刑どおり懲役20年の判決を言い渡した。

江さんの母親は事件発覚後、陳被告の死刑を求める署名活動を中国と日本で実施してきた。裁判後の記者会見で母親は「注目してくれたメディアやネットユーザー、支援してくれたすべての人に感謝したい。そして、被告への死刑要求を支持してくれた451万6000人に謝りたい。日本の法律には失望し、絶望している。江歌の美しい人生は20年の判決と引き換えにできるものではない。法律はいったい誰を守るものなのか、私には理解できない」とした。一方で、「日本の警察や裁判所が尽力してくれたことに感謝している。判決は受け入れられるものではないが、日本の法律は守る」と語ったという。

母親の代理人を務める大江洋平弁護士は「判決に対し母親は不満を持っているが、私は長い時間をかけて母親の話もヒアリングしたうえでの判決だと認識している。母親が被告の死刑を求めて活動してきたことも知っているが、懲役20年という判決は、日本と中国の刑法上の違いを表している。私はこの判決を司法に基づく判断として敬意を示したい。法廷では陳被告の主張が完全に覆された。他人の命を奪いながら不合理な弁解をする被告に反省の色はないと判断したうえでの、合理的な判決だ」とコメントしている。(翻訳・編集/川尻)