日本民営鉄道協会が、2017年度「駅と電車内の迷惑行為ランキング」を発表しました。1位は9年連続で音にまつわる項目です。

前年度2位の「歩きスマホ」は4位に

 日本民営鉄道協会は2017年12月18日(月)、「駅と電車内の迷惑行為ランキング」の結果を発表しました。

 1位は9年連続「騒々しい会話・はしゃぎまわり等」で33.2%。「歩きながらの携帯電話・スマートフォンの操作」は前年度の2位から今年度の4位にランクダウンしましたが、29.6%です。「割合は依然として高めであり、迷惑行為としての認識の高さがうかがえます」(日本民営鉄道協会)。


2017年度「駅と電車内の迷惑行為ランキング」(画像:日本民営鉄道協会)。

 2年ぶりに2位となったのは「座席の座り方」で31.1%。最も迷惑に感じる行為として「座席を詰めて座らない」という声が多く寄せられました。3位は「荷物の持ち方・置き方」で29.8%。その中でも「背中や肩のリュックサック・ショルダーバック等」が迷惑と感じている人が多いようです。

 一方、迷惑行為だけでなく、「うれしかった」「心が温まった」行為の回答も発表。「高齢者や妊娠中の方に席を譲っていた」「困っている高齢者や外国人を親切に案内していた」などの声が集まっています。

迷惑行為ランキング」は1999(平成11)年にスタート。日本民営鉄道協会は、「一人でも多くのお客様にマナーへのご理解とご協力を呼びかけて、より快適に駅・電車を利用していただくために実施」しているとしています。

 今年度のアンケートは10月1日(日)から11月30日(木)の2か月間、日本民営鉄道協会のウェブサイトで実施。2419人が回答しています。

【画像】「うれしかった」「心温まった」と感じた行為の詳細は


2017年度「お客様が『うれしかった』『心が温まった』と感じた行為」の回答一例(画像:日本民営鉄道協会)。