19日、米華字メディアの多維新聞は、韓国の文在寅大統領の訪中日程を取材しようとした韓国人写真記者が中国側の警備員に暴行を受けた事件に関連し、「中国は損をしても構わない」とする記事を掲載した。資料写真。

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2017年12月19日、米華字メディアの多維新聞は、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領の訪中日程を取材しようとした韓国人写真記者が中国側の警備員に暴行を受けた事件に関連し、「中国は損をしても構わない」とする記事を掲載した。

報道によると、14日午前に韓国貿易振興公社が北京で開いた「韓中経済貿易パートナーシップ」で演説を終えた文大統領が会場を出た際、後を追った韓国側のカメラマンを中国人警備員らが制止した。これに1人の韓国人カメラマンが抗議すると、中国人警護員らはカメラマンの胸ぐらをつかんで床に押し倒し、別のカメラマンも転倒させ、顔を蹴るなどしたという。

これを受け中国外交部の報道官は15日、「警備員は韓国側主催者が雇ったもので、具体的調査状況も主催者が提供すべき。必要があれば協力する」と述べた。

韓国では、カメラマンの行動について「国に恥をかかせ、文大統領の外交を台無しにした」という批判がある一方で、「現場の全体的な警護指揮責任は中国公安が負うべきだ」「中国政府も責任逃れはできない」との主張も出ているという。

こうした状況について、記事は「文大統領の訪中期間にこのような問題が起きたことは本当に残念だ」とした上で、「中国の国家戦略目標の実現という観点から、中国は損をしても構わない」と主張した。その理由として「韓国と力を尽くして論争し、強硬な態度を示すことで、韓国を米国のより緊密な同盟国へと追いやり、地政学的な面で中国に不利な決定をさせる方が良いのか、それともこれを戦略的な窓口として韓国との信頼関係をより増す方が良いのか、深く思索する人なら決断できるはずだ」と論じている。(翻訳・編集/柳川)