会見を行う危機管理委員会委員長の高野利雄氏(右)の横で厳しい表情を見せる八角理事長=両国国技館

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 日本相撲協会が20日、東京・両国国技館で臨時の理事会を開いた。元横綱日馬富士の暴行問題について、関係者への処分が決まり、同席していた横綱白鵬も「責任は軽くない」と判断され、1月は給与全額、2月は50%がカットされることになった。同じく同席していた横綱鶴竜は1月のみ給与全額がカットされる減俸処分となった。

 白鵬は、10月25日深夜に発生した暴行の現場で、日馬富士を制止したが直ちに止めに入ったわけではなかった。このことから危機管理委員会の調査報告書で「白鵬の責任は軽くない」とまとめられた。これを受け、八角理事長(元横綱北勝海)は「最高位の横綱でありながら、目の前で起きた同じ横綱の暴力を防ぐことができなかったことにあります。白鵬は第一人者でありながら、暴力を防げず、大相撲の信用失墜を招きました。その責任は軽くないと考えました」と処分理由を説明した。

 同じく同席していた横綱鶴竜との処分に差がついたことは、立場などを考慮し、「責任の程度は若干軽いと言えるので処分に差をつけた」と説明した。

 なお、同じく現場にいた力士のうち照ノ富士、石浦については、鏡山危機管理部長(元関脇多賀竜)から注意がなされた。