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SCSKとサインポストは12月19日、流通小売業の店舗におけるレジの無人化を目指して、サインポストが画像認識技術と人工知能技術(AI)を利用した「完全スルー型レジシステム(スーパーワンダーレジ)」の製品化および、すでに同社が製品化している「設置型AIレジ(ワンダーレジ)」の改良において、2017年11月からの共同開発契約を締結したと発表した。

流通小売業では、レジでのAI利用が大きなテーマの1つになっているという。両社はAIを用いた画像認識技術の利用によるレジ機能の開発を共同で進め、主にスーパーワンダーレジとワンダーレジにおける無人化を目指し、人手不足の解消や店舗業務効率化に寄与するサービスを開発していく。

また、レジレス(流通小売業の店舗において物理的なレジの機器・場所・要員を必要としない状態)にも取り組む。両社は共同開発契約を締結し、協業してレジシステムを開発すると同時に、開発したレジシステムについてはSCSKが販売権を得ることで合意している。

ワンダーレジは、商品のパッケージや文字などの自動認識により、バーコードやタグに頼ることなく、ワンダーレジに商品を並べると精算が可能なレジシステム。商品そのものを認識するため、バーコードのない生鮮食品なども認識できるほか、タグのコストやタグを商品に貼る人手が不要であることなどに優位性持つ。

スーパーワンダーレジは、ワンダーレジに搭載している技術を発展させ、買物客が店舗内でカートやカゴに購入する商品を出し入れする時に都度自動で精算し、決済ゲートを通過する際にICキャッシュカードや現金などの支払い方法を選択しその場で決済を完了させるレジシステム。

買物客のレジ待ちを解消するとともに、従来のレジスターやレジ要員を必要としない仕組みとなっており、10月13日に日本スーパーマーケット協会が開催したアニュアルセミナー展示会において、スーパーワンダーレジの体験デモコーナーを開設している。また、11月20日から1週間、JR東日本のイベントで大宮駅においてスーパーワンダーレジの実験店舗を開設し、一般の利用客が買い物を体験した。

各システムの導入予定先として、ワンダーレジについてはコンビニエンスストアなど商品の購入点数が少ない店舗やレジを、スーパーワンダーレジについてはスーパーマーケット/ディスカウントストア/ドラッグストアなど多くの商品を購入する店舗を挙げている。

今後の展開に関しては、サインポストが持つ画像認識技術及びAIによる単独での事業に、SCSKが持つ開発力・販売力・国内外ネットワークなどを使用することで、両社が一体となり事業展開を加速していくとしている。さらに、オープンイノベーションを志向し技術開発および事業展開を進めていく方針だ。